使い捨てコーヒーカップは環境を圧迫しています。英国だけでも、推定25億個のカップが毎年使用後に廃棄され、そのうちリサイクルされるのはわずか0.25%(400個に1個)です。
こうしたカップは一般に、プラスチックで内張りした紙製ですが、ほとんどのリサイクル施設ではプラスチックの内張りを取り除けません。
「ラテ税」
こうした状況を受け、英国政府の環境監査委員会は、最低25ペンス(0.35ドル)の課徴金を国内のすべての使い捨てカップに導入するよう勧告しました。
委員会は、集めた収入は「残る使い捨てカップが確実にリサイクルされるよう、再処理施設や『インフラ』への投資に充てるべきだ」と述べました。
スターバックスは現在、ロンドンの35店舗で3か月間、「ラテ税」を試験導入しています。
同チェーンが持ち帰り用カップに上乗せするのは5ペンス(0.07ドル)にとどまりますが、得られた収入はスターバックスと連携している環境保護団体Hubbubに寄付されます。
スターバックス・ヨーロッパのコミュニケーション担当副社長、サイモン・レッドファーン氏は、「この課金が行動の変化や廃棄物の削減にどう役立つかを確かめるため、Hubbubと協力することに大きな関心を持っています」と述べました。
この動きは多くの人に歓迎されましたが、スターバックスの動機を疑問視する声もあり、BBC Breakfastの取材に応じたある人は、この課金で環境に何らかの違いが生じるとは思わないと話しました。
レジ袋の先例
しかし、英国ではレジ袋への同様の課金が成果を上げています。2015年、常勤従業員が250人以上の企業には、袋1枚につき5ペンスを課すことが義務付けられました。この法律の導入以降、レジ袋の使用量は約85%減少しており、スターバックスは自社の取り組みも同様の成果を上げることを期待しています。
レッドファーン氏は、「レジ袋の場合と同じように、この課金によって、お客様がプラスチックで内張りした使い捨てカップの利用を見直すきっかけになればと期待しています」と述べました。
スターバックスの調査では、顧客の48%が追加料金を避けるために再利用可能なカップを持参すると回答しました。
もちろん、理想的なのは、人々が自分の再利用可能なコーヒーカップを持参することです。英国では、スターバックスを含む大手コーヒーチェーンのいくつかが、カップを持参した顧客に実際に割引を提供しています。
問題は、コーヒーショップに自分のカップを持参する人がほとんどいないように見えることです。レッドファーン氏によると、現在この特典を利用しているスターバックスの顧客はわずか1.8%です。
フライブルクの斬新な解決策
使い捨てカップの広範な使用に取り組んでいるのは英国だけではありません。たとえばドイツでは、推定28億個のコーヒーカップが毎年廃棄されています。
この問題に対処するため、ドイツのフライブルク市は「フライブルクカップ」を作りました。これは使い捨てのふたが付いた再利用可能なコーヒーカップで、顧客は1ユーロのデポジットを支払って受け取り、市内の参加事業者100店のいずれかに返却できます。
この取り組みに参加する店舗の窓には、目印となる緑色のステッカーが貼られています。顧客がカップを返却すると、店舗は消毒して再利用します。最大400回まで再利用できます。



