どうすれば、これほど多くの食料を無駄にするのをやめられるのでしょうか?

どうすれば、これほど多くの食料を無駄にするのをやめられるのでしょうか?
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エレイン・モンテグリッフォは、 シュワブ財団2015年ソーシャル・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー受賞者です

食料はとても貴重です。健康と幸福の基盤となる基本的人権の一つです。食料は私たちを養い、地域社会や環境とのつながりを育みます。

では、なぜオーストラリアでは毎年、80億ドル相当の食料を無駄にしているのでしょうか。その中には、人が食べられる状態にある750万トンの食料も含まれます。オーストラリアのような豊かな国では、食料供給網のうち主に消費者側で廃棄が発生しますが、低所得国では消費者による廃棄はわずかです。ラオスの自給農家なら、食べられるものを決して無駄にはしません。毎年4~6か月、採集できるもの以外に家族に食べさせるものがなくなると分かっているからです。

皮肉なことに、食料の生産があまりに効率的になったため、私たちは大量に捨てても構わないと思うようになったようです。

また、炭素排出が私たちの暮らしの多くの側面に及ぼす悪影響を知りながら、なぜ食料廃棄物の大部分を埋め立て地に送るのでしょうか。そこではメタンガスが発生し、二酸化炭素の25倍の割合で大気中の熱を閉じ込めます。世界の排出量の14%は食料廃棄物に起因すると推定されています。埋め立て地で腐敗する食料は、周辺の土地や水路も汚染します。

最後に、地球の限られた天然資源にかかる負荷の大きさを知りながら、なぜそれらを浪費するのでしょうか。食料を無駄にすると、その生産に使われた貴重で有限な資源、すなわち農地、水、エネルギーも無駄になります。例えば、毎年私たちが無駄にする食料(世界で6億7,000万トン)の灌漑に使われる水があれば、90億人に安全な飲料水を供給できます。

食料の生産方法そのものや、生産に多くのエネルギーを要する食品への需要が増え続けていることも、気候変動の一因です。

社会が豊かになるにつれて、肉の需要が高まり、土地への圧力と温室効果ガス排出量が増加します。畜産は、人間活動に関連する排出量全体の18%を占めます。土地への圧力によって、家畜には牧草ではなく穀物を与えるようになり、その穀物には化石燃料を使った肥料が用いられます。

食習慣の変化も、栄養状態の悪化につながっています。開発途上国で所得が増えると、人々は栄養価の高い伝統的な食品を避けるようになります。そうした食品は社会的地位が低い人のものとされ、「村の食べ物」と見なされるためです。皮肉なことに、高エネルギーの加工食品は高い地位と結び付けられています。

オーストラリアは完全に工業化された豊かな国で、6,000万人以上を養える量の食料を生産しています。多くの人にとって、食料は豊富で無尽蔵に見えますが、オーストラリアでは最大200万人が自分や家族を養うことができません。

必要なのは、より多く生産することではなく、廃棄を減らすことです。

食料システムにおける膨大な廃棄を減らせば、地球の有限な天然資源への需要を抑えながら、より多くの人々に健康的で栄養のある食料を届けることができます。

SecondBiteは、本来なら廃棄される新鮮で健康的な食料を回収しています。2014~2015年には、支援を必要とするオーストラリアの人々に、栄養のある食事を1,450万食提供できる量の新鮮な食料を回収する予定です。食料を100万キログラム回収するごとに、水7,400万リットル(オリンピックサイズのプール40杯分)とエネルギー600万キロジュール(テレビを1,200年以上つけっぱなしにするのに相当)を節約し、温室効果ガス排出600万キログラム(メルボルンからパースまでの900便以上の航空機に相当)を防ぎます。

この記事は当初、 Mediumに掲載されました。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。

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著者:エレイン・モンテグリッフォは、オーストラリアのSecondBiteのCEOであり、 シュワブ財団2015年ソーシャル・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー受賞者です

画像:ポーランド産リンゴを宣伝するイベントで、手押し車に並べられたリンゴ。REUTERS/Franciszek Mazur/Agencja Gazeta。

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