社会的企業が資金を調達する新たな方法

社会的企業が資金を調達する新たな方法
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ウィリアム・シェイクスピアのグローブ座は、これまで社会的企業や慈善団体が主に活用してきた資金調達手段に乗り出し、金融分野の先駆者として新たな役割を担おうとしている。

ロンドンのテムズ川沿いにあるグローブ座は、新たな図書館、アーカイブ、研究センターの資金調達に役立てたいと、500万ポンド(750万ドル)のソーシャル・インパクト・ボンドの準備に着手したばかりだ。

英国は2010年、ロンドンの北東95マイル(152キロ)にあるピーターバラ刑務所の男性受刑者の再犯を減らすプログラムのため、民間投資家から資金を集める世界初のソーシャル・インパクト・ボンドを立ち上げた。

ソーシャル・インパクト・ボンドは、社会的・環境的な公益の創出を目指す社会的企業や慈善団体のために資金を集め、定められた成果目標が達成された場合に投資家がリターンを受け取る仕組みだ。

現在、英国には30件を超えるソーシャル・インパクト・ボンドがあり、ホームレス問題、里親制度、若年失業などの分野を対象としている。

グローブ座の開発担当ディレクター、アンソニー・ヒューイット氏は、同劇場はソーシャル・インパクト・ボンドの対象として検討された初の文化機関だと述べた。

「私たちは起業家精神を誇りにしており、世界中のできるだけ多くの人々にシェイクスピアを届けることで社会的な影響を示せます。無料公演も数多くありますから、相性は良いでしょう」とヒューイット氏はトムソン・ロイター財団に語った。

同氏によると、定期的な公的補助を受けず、慈善寄付とチケット収入に頼っている同劇場は、資金調達の機会を広げたいと考えている。

野外公演で知られるグローブ座は、1613年、ヘンリー8世を題材とする劇の上演中に全焼したが、1990年代後半に再建された。

内閣府の社会的投資責任者、キーロン・ボイル氏は、社会的な目的を解決する事業に注目する投資家が増えていると述べた。

「この分野は、さまざまな領域で非常に急速に成長しています。慈善団体や社会的企業など、従来型の社会分野もありますが、それより多様になりつつあります」とボイル氏はトムソン・ロイター財団に語った。

とりわけ若者は、資金を社会的投資に振り向けることに意欲的だ。

英国の チャリティーズ・エイド・ファウンデーション が1月に発表した調査によると、40歳未満の富裕層の79%が、ポートフォリオの一部を社会的意識に基づく投資に配分している。

この調査は、社会的リターンと金融リターンの双方を得ることを目的として、すでに最大2330億ポンドが英国で投資されている可能性を示している。

政府のデータによると、英国には中小規模の社会的企業が18万社あり、200万人を超える人々を雇用し、経済に550億ポンドを貢献している。

ロブ・ウィルソン市民社会担当相は、英国の公共サービス改善において社会的投資が重要な役割を果たすと述べた。

「社会が直面する社会問題に対するより良い解決策を生み出すという、より大きな構想の一部と言ってよいでしょう」と同氏はトムソン・ロイター財団に語った。

この記事は、 トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。

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著者:アストリッド・ツヴァイナートは、トムソン・ロイター財団の編集者。

画像:ロンドンのグローブ座で上演されたシェイクスピア作『ヘンリー八世』で、ヘンリー八世とアン・ブーリンを演じる俳優たち。REUTERS/Luke MacGregor。

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