過去の景気後退と比べた石油需要の減少

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Oil prices have dropped sharply since the coronavirus pandemic,in some cases, falling below zero.Image: Unsplash/Daan Stevens
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  • 世界銀行によると、新型コロナウイルスの影響による渡航制限で、石油需要は前例のない落ち込みを見せています。

  • 需要は1日当たり930万バレル減少すると予想されています。

  • 価格は急落し、一部ではマイナスにまで落ち込みました。

新型コロナウイルスの影響で世界の大部分が閉鎖され、商品市場への影響は甚大なものとなっています。

世界銀行によると、石油需要は急減しており、主要産油国の生産水準をめぐる不確実性が問題に拍車をかけています。IEAは今年、需要が1日当たり930万バレル減少すると予想しています(9.3%)。2019年の1日当たり1億バレルからの減少です。これは、インドとアフリカ全体の消費量が失われるのに相当すると、ブルームバーグは伝えています。

原油価格の歴史的な下落Image: 世界銀行

歴史的な低水準

近年の歴史で、今回のような事態にこれほど近づいたのは1980年代初頭だけです。それでも、1980年の需要減少は4%強で、1981年は3%強、1982年は2.69%でした。

2008年の世界金融危機では、需要は0.66%減少しました。

今回の危機が特異なものであることは明らかです。原油価格にも大きな影響を及ぼしました。世界銀行によると、4月には歴史的な低水準に達し、米国の指標価格はマイナスに転じ、4月20日には1バレル当たりマイナス37.63ドルにまで下落しました。生産者は原油を引き取ってもらうために支払いをしていました。保管するよりも、その方がよかったのです。

この下落の一因は、原油が先物価格で取引されていることにあります。5月限契約の期限が近づくなか、投資家は原油の現物を受け取り、保管費用を負担することを望みませんでした。6月限契約は1バレル当たり約20ドルで取引されています。

今後の見通し

石油輸出国機構(OPEC)とその他の産油国は、生産水準を20%超削減することで合意しました。原油市場への圧力をいくらか和らげるため、5月と6月に実施します。

IEAとOPECは、2020年後半には状況が緩和し、世界の需要は1日当たり約500万バレル減少すると予測しています。前年同期との比較です。

しかし、業界関係者の一部は、原油価格が再びマイナスになることはないかもしれないものの、原油を保管する場所が世界的に不足し、陸上貯蔵施設は約85%が満杯となっているため、事態はまだ収束にはほど遠いと述べています。

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