G20の首脳らは、結束した行動計画の策定を目指し、ビデオ会議を通じて新型コロナウイルス危機について協議する。
このバーチャル会議は、サウジアラビアのサルマン国王が主催する。
G20の主要経済国の首脳らは、木曜日にビデオ会議を開き、新型コロナウイルスの流行について協議する。サウジアラビアの事務局が明らかにした。このグループが世界的危機への対応で遅れているとの批判が高まる中での開催となる。
G20の財務大臣と中央銀行総裁は今週、別途のビデオ会議で、流行への対応として「行動計画」を策定することで合意した。国際通貨基金(IMF)は、この流行が世界的な景気後退を引き起こすと見込んでいる。その後に出された声明では、詳細はほとんど示されなかった。
別の声明によると、サウジアラビアの84歳のサルマン国王が、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックとその人道・経済への影響に対する、世界的で協調した対応を前進させる」ため、会議の議長を務める。
ある関係者は、首脳の使者であるG20のシェルパが、準備のため事前に協議を行うと述べた。通常、首脳会議の準備には数か月を要し、首脳が到着する前に次官級が直接顔を合わせて意見の相違を調整する。しかし今回は、健康上の予防措置のため遠隔で会合を行うことになっており、妥協点を見いだすことがより難しくなる可能性がある。
首脳会議は、加盟国のサウジアラビアとロシアの間の原油価格競争、そして、ウイルスの起源をめぐって米国と中国の間で高まる緊張によって、複雑になるとみられる。このウイルスは世界で約40万人に感染し、1万7200人以上の死者を出している。
IMFのクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は、一部の国が講じた財政・金融面の措置を歓迎したが、特に財政面でさらなる措置が必要だと述べた。調査によると、パンデミックは世界経済に深刻な打撃を与えている。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの世界予測部門のディレクターであるアガト・デマレ氏は、金融政策には制約があることを踏まえると、G20各国が成長を支える唯一の選択肢は財政刺激策となる可能性があるが、それは債務危機のリスクを高めかねず、「世界の成長に壊滅的な影響」を及ぼす恐れがあると述べた。
「G20の首脳らが景気刺激策を打ち出すなら、これは念頭に置くべき点だ」とデマレ氏は付け加えた。

