ホスピタリティーやエンターテインメントなどのサービス業が、欧州での新規採用を主導している。
第2四半期に雇用の増加が最も少なかったのは、教育と行政だった。
EUの経済生産は、予想より早く新型コロナウイルス感染症の流行前の水準に達する見通しだ。
欧州各地の国々が新型コロナウイルス感染症による景気低迷からの回復を続ける中、欧州のホスピタリティー・娯楽産業が職場復帰を主導している。
ユーロスタットの最新のデータによると、2021年6月までの3カ月間に欧州連合(EU)で新たに就業した人のうち、宿泊・飲食サービス業での新規採用者が11%を占めた。この四半期には、サービス業全体が新規雇用に占める割合で最も高かった。
EU経済全体は昨年、6%縮小した。その後は持ち直し、2021年には5%近い成長が見込まれている。欧州委員会によると、経済生産は今年の最後の3カ月間に新型コロナウイルス感染症の流行前の水準に戻る見通しで、従来の予測より早い。
ホスピタリティーと観光業は、パンデミック中のロックダウンや渡航禁止で大きな打撃を受けたが、規制緩和に伴い回復している。農業や建設業を筆頭に、サービス業以外の分野でも雇用が増えている。新規採用者の割合が最も低かったのは教育分野だった。
世界経済フォーラムの仕事の未来に関する報告書によると、製造業や産業を画期的なスマート技術で一新する「第4次産業革命」に世界の労働市場が適応する中、労働者のスキル再習得が極めて重要になるという。同報告書は、人間と機械の間で労働の分担が変化することにより、2025年までに推定8,500万件の雇用が失われる可能性があるとしている。
報告書によると、こうした雇用の減少は新たな分野での雇用創出によって相殺される。すでに需要が高まっている職種には、データアナリストやデータサイエンティスト、AI・機械学習の専門家、ロボット工学エンジニアなどがある。


