英国の退役軍人、トム・ムーア大尉は、自宅の庭から1,500万ドル超を集め、新型コロナウイルス対策を支援しています。
インスタグラムを使った「Run 5 Donate 5 Nominate 5」も話題を集めているキャンペーンで、著名人が何人も参加しています。
自宅に限られた生活でも、募金活動を止めることはありません。ウェールズ代表の元ラグビー主将、ライアン・ジョーンズは自宅の庭でマラソンを走りました。
慈善活動のために1,500万ドル超を集めるのは、いつであっても驚くべき偉業です。しかし、自宅を一歩も出ずにそれを成し遂げるとなれば、また別の話です。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、マラソンなどのスポーツイベントを含め、募金カレンダーの重要な行事の多くが延期となりました。しかし、自主隔離のルールを守りながら、慈善団体のために多額の資金を集める人々がいます。
世界各地で達成された慈善活動の成果をいくつか紹介します。
100歳までに100周
99歳の第二次世界大戦退役軍人、トム・ムーア大尉は、NHSチャリティーズ・トゥギャザーのための募金を目指し、100歳の誕生日を迎える前に、長さ25mの自宅の庭を100周歩くことにしました。同団体は英国の国民保健サービス(NHS)の活動を支援する慈善団体です。ムーア大尉は当初の目標額1,000ポンド(1,200ドル)をすぐに超え、メディアで取り上げられたこともあり、すでに6万4,000人を超える人々から寄付を受け、1,400万ポンド超を集めています。
集中治療体制の強化
イタリアのソーシャルメディアで活躍する人々が、ミラノのサン・ラッファエーレ病院の集中治療用病床数を3倍にするため、資金集めに立ち上がりました。キアラ・フェラーニとフェデスは、「新型コロナウイルス、集中治療を強化しよう」というキャンペーンを企画し、すでに目標額の400万ユーロ(430万ドル)を超え、これまでに20万人以上が寄付しています。
マスク100万枚
GoFundMeで行われているもう一つの募金活動が、「マスク100万枚」です。ニューヨーク市の住民3人が企画し、市内の最前線で働く病院職員のため、緊急に必要な個人用防護具(PPE)の購入資金を集めています。
庭でマラソン

ウェールズ代表の元ラグビー主将、ライアン・ジョーンズは自宅の庭でマラソンを走り、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下で追加の物資を購入できるよう、スウォンジー・ベイ大学保健委員会(LHB)慈善基金のために資金を集めました。約700周を走った末、当初の目標額500ポンド(615ドル)を大幅に上回り、地元の病院のために8,000ポンド(9,900ドル)超を集めました。
5キロ走って、5ポンド寄付
「Run 5 Donate 5 Nominate 5」チャレンジも、募金の予想を大幅に上回る成果を上げています。インスタグラム上のこのチャレンジでは、世界中の人々に5キロ走った後、5ポンド(6ドル)を寄付し、同じことをする人を5人指名するよう呼びかけています。長距離ランナーのモー・ファラーや歌手のエリー・ゴールディングをはじめ、多くの著名人が賛同しています。現在の目標は、NHSチャリティーズ・トゥギャザーのために350万ポンド(430万ドル)を集めることです。
つながりを保つ
サンディエゴを拠点とする家族が、10万ドルを集め、集中治療用病床に携帯電話の充電器を備える取り組みを進めています。これにより、隔離中の人々も大切な人と話せるようになります。小児科医のスティーブ・ヘフラー医師は新型コロナウイルスに感染して入院し、隔離されました。携帯電話の充電が切れると、家族は連絡を取れなくなりました。家族は、この重要な時期にほかの人々が連絡を保てるようにしたいと考えています。



