「公衆衛生上の緊急事態」宣言から6か月、WHOはCOVID-19の未来は私たち次第と述べる

World Health Organization (WHO) Director-General Tedros Adhanom Ghebreyesus attends a news conference organised by Geneva Association of United Nations Correspondents (ACANU) amid the COVID-19 outbreak, caused by the novel coronavirus, at the WHO headquarters in Geneva Switzerland July 3, 2020. Fabrice Coffrini/Pool via REUTERS - RC2RLH9FW6QX
Dr Tedros Adhanom Ghebreyesus, Director-General of the World Health Organization, has said we cannot let down our guard.Image: REUTERS
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  • 7月30日は、世界保健機関(WHO)がコロナウイルスを世界的な懸念事項と発表してから6か月にあたる。

  • それから半年の間に、世界の感染者数は1,700万人に迫り、死者は66万人を超えた。

  • ウイルスの拡大が加速し、ワクチンがまだ遠い希望にとどまるなか、警戒を怠らず、社会的距離を保ち、接触者を追跡することが鍵となる。

私たちは先日、痛ましい節目を迎えた。7月30日で、COVID-19が初めて国際的に懸念される事態と認識されてから6か月となった。

この間に多くのことが変わった。1月、世界保健機関(WHO)が公衆衛生上の緊急事態を宣言した当時、中国以外の感染者は100人未満で、死者はいなかった。現在、世界での感染者数は1,700万人に迫ると報告されているほか、死者は66万人を超えている。

この節目にあたって演説したWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、ウイルスの拡大が加速し続けるなか、警戒を怠らず、予防策を講じ続ける必要があると強調した。

「世界は変わりましたが、対応の基本となる柱は変わっていません。政治的リーダーシップ、そして地域社会への情報提供、関与の促進、意見に耳を傾けることです。感染拡大を抑え、命を救うために必要な基本的対策も変わっていません。感染者を見つけ、隔離し、検査し、治療すること、そして接触者を追跡して隔離することです。人との距離を保ってください。手を清潔にし、混雑した場所や換気の悪い場所を避け、推奨される場合はマスクを着用してください。」

ウイルスを抑え込むための闘い

WHOが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言したのは今回で6回目だ。これは国際法上、最も高い警戒レベルにあたるが、ゲブレイェソス事務局長によれば、今回は「はるかに深刻」だという。

2020年時点で、過去50年間に世界で発生した主なウイルス流行の致死率。Image: Statista

大規模な流行の防止に取り組んだカンボジア、ニュージーランド、ルワンダ、タイ、ベトナム、太平洋やカリブ海の島々などの努力を、同氏は称賛した。一方、カナダ、中国、ドイツ、韓国は流行を抑え込むことに成功している。

ただ、ここ数週間で欧州各地のロックダウンが緩和される一方、一部の地域や国で感染のホットスポットが発生し、規制が再び導入されている。また、局地的な感染拡大も、ほかの地域ではウイルスを抑え込んでいる国でさえ起きている。

ワクチン開発は加速しており、モデルナとファイザーはともに、年末までの広範な使用への移行を目指して、被験者3万人を対象とする臨床試験を開始した。

2020年時点で、世界各地の流行に関与したウイルスの感染率。Image: Statista

世界の多くの地域でウイルスが急速に広がり続けているため、ワクチンは一刻も早く必要だが、万能薬にはなりそうにない。現時点で各国が持つ最善の手段は、社会的距離の確保と接触者追跡によって感染拡大を防ぐことだ。

ゲブレイェソス事務局長はこう締めくくった。「COVID-19のパンデミックは、健康が開発の報酬ではなく、社会的、経済的、政治的安定の基盤であることを示しています。私たちはパンデミックの囚人ではありません。一人ひとりが変化をもたらせます。未来は私たちの手の中にあります。」

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