市場調査会社イプソス・モリの月次調査によると、ハンガリー人のほぼ4分の3が医療に不安を感じている。
ハンガリーにとって憂慮すべきことに、これは12月と比べて22%の増加であり、病院での長い待ち時間や汚職の報告など、同国の医療制度が抱える継続的な問題が原因かもしれない。
ポーランドでは、62%の人が医療に不安を感じている。これは12月から10%の増加だ。プロフェッショナルサービス企業PwCが2016年に発表した報告書は、資金不足がポーランドの医療制度において「これまでも問題であり、今後も問題であり続ける」と指摘している。
ハンガリーとポーランドに続き、ブラジルでは46%の人が医療に不安を感じており、英国では42%に上る。報道によると、ブラジルの医療制度は、予算不足、抗議活動、ジカウイルスの流行などの問題により、しばらく前から逼迫している。
英国のNHSは危機に陥っているのか?
一方、英国では長い待ち時間や資金に対する懸念が大きく、英国の国民保健サービス(NHS)は危機に陥っていると指摘する声が多い。
英国の労働組合ユナイトによると、NHSの問題によって「職員は疲弊し、患者は過密状態の待合室や病院の廊下で長時間待たされている」。
ユナイトが訴える解決策は、NHSに適切な資金を投入し、公共の手に戻すことだ。この訴えは、2月のデモと時を同じくした。
この抗議活動を受けて、米国のドナルド・トランプ大統領はツイートし、NHSは「破綻しかけており、機能していない」と述べた。これに対し、英国の政治家たちからは意外な団結の動きが起きた。
実際、ジェレミー・ハント保健相はツイッターで大統領に返信し、こう述べた。「誰もが銀行残高にかかわらず医療を受けられる、国民皆保険を生み出した国の出身であることを誇りに思います。」
医療に対する米国の姿勢
しかし英国とは異なり、米国では医療を受けるために保険への加入が必要だ。
調査では、米国人の38%が不安を感じていることが分かった。この割合は12月から1ポイント改善したものの、世界平均の24%を依然として大きく上回っている。
BBCは、米国人の約15%が手頃な価格の医療保険に加入できていないと推計している。この状況の改善を目指し、バラク・オバマ前大統領は在任中に医療保険制度改革法(通称オバマケア)を導入した。
2010年の成立以来、一部の政治家から強い反対を受けてきたこの法律だが、1月には急増が見られ、2018年の医療保障にオバマケアのプランを選ぶ米国人が増えた。
市民の不安が比較的小さい国々
反対に、調査によると、医療に不安を感じている人はトルコではわずか3%、韓国、メキシコ、アルゼンチンではわずか6%だ。
これらの国では医療制度がそれぞれ異なるものの、いずれも何らかの形で医療を無料で受けられる。




