大気汚染により、アメリカ人一人当たり年間2,500ドルの医療費負担が発生、研究で判明

United States Healthy Futures Future of Health and Healthcare Global Health
The national pricetag was put at more than $820 billion a year.Image: Unsplash/ Obi Onyeador
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  • 化石燃料による大気汚染は、アメリカ合衆国で年間10万7,000人の早期死亡の一因となっている、と報告書は指摘しています。

  • 医療費の面では、汚染により一人当たり年間平均2,500ドルのコストが発生しています。

  • この数字は、年間8,200億ドルという国全体の試算額に基づいています。

化石燃料による大気汚染により、アメリカ人一人当たり年間平均2,500ドルの追加医療費が発生しているとの研究結果が木曜日に発表されました。気候変動が健康と経済の両面に打撃を与えているとしています。

国全体の試算額は年間8,200億ドルを超えるとされ、環境擁護団体である天然資源保護協議会(NRDC)は、大気汚染によって推定10万7,000人が年間で早期死亡していると述べています。

「科学的に明らかなことは、気候変動がもたらす危険な影響と、それが私たちの健康と家計に与える甚大なコストは、汚染を抑制できないまま過ごす一年ごとに悪化していくということです」と、NRDCのVijay Limaye氏は述べています。

本報告書は、数十本の科学論文のデータを用いて、アメリカの健康に対する気候変動の総コストを算出しています。

熱波は脳卒中を引き起こしたり心血管系の問題を悪化させたりする可能性がありますが、報告書によれば、熱波による国の損失は年間2億6,300万ドルに上ります。また、山火事の煙によるアメリカ人の損失は年間160億ドルとなっています。

今週ロサンゼルスで発生した山火事により、カリフォルニア州の山火事のシーズンが長期化しつつあるという懸念が高まっています。同州の歴史上最大規模の山火事6件のうち5件は、昨年発生しました。

気温の上昇によって拡大しているライム病と西ナイル熱ウイルスは、報告書によれば、年間約20億ドルの医療費の一因となっています。

火曜日に科学者らは、2012年にニューヨーク市や東海岸の大部分を襲ったハリケーン・サンディによる被害額を推定しました。その結果、被害は 630億ドルの財産被害に上り、アメリカ史上最も損害の大きい暴風雨の一つとなったことが分かりました。

オンライン会議で、Limaye氏は、気候変動への対策を講じないことによるコストの方がより大きいことを、議員らに納得させたいとの考えを示しました。

「本報告書は、政策立案者や医療従事者が、気候汚染を削減することで回避できる深刻な苦しみと高額な医療費を認識できるよう作成しました」とLimaye氏は述べています。

「気候変動への強力な対応は急務であり、今すぐ行動が必要です。」

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