統治能力の評価で上位・下位にランクされた国々

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支出できる資金の額を考慮すると、米国は国民に良好な社会を提供する点で、他のどの西側諸国よりも劣っている。

これは、社会進歩指数による評価です。社会がそこに暮らす人々のためにどれほど適切に機能しているかを測る、新たな方法です。その目的は、GDPだけではない、国の成功を定義する厳密で数学的な手段を見つけることです。(ちなみにGDPは農場や工場の生産を測るために設計されたもので、今日の経済が実際に何で成り立っているかを十分に反映していません。)

「これらの国々は、ただ崩壊してしまった」

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「なぜそれが重要なのかを示す好例がアラブの春です」と、指数を考案した非営利団体ソーシャル・プログレス・インペラティブのCEO、マイケル・グリーン氏はApoliticalに語った。「世界銀行が経済面で大きな成功を収めていると言っていた国々が、ただ崩壊してしまったのです。」

このランキングを導くため、SPIは膨大な数のデータを分析します。大きく分けて、「栄養、住居、個人の安全などの『基本的人間ニーズ』」、「基礎教育や通信へのアクセスなどの『ウェルビーイングの基盤』」、そして「個人の権利と自由、包摂、高等教育などの『機会』」を測定します。

個人の安全など、各サブカテゴリーは、殺人率、暴力犯罪率、犯罪に対する認識、政治的テロ、交通事故死者数など、複数の指標に基づいて算出されます。

世界で最も期待を上回る国はコスタリカ

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指標は全部で53あり、対象国ごとに集計すると、米国が世界19位となるランキングが得られます。指数によれば、社会面で最も先進的な国はフィンランドで、カナダ、デンマークが続きます。上位10カ国のうち5カ国は北欧諸国で、欧州以外の国はカナダとオーストラリアの2カ国だけです。世界を一つの国とみなすと、社会進歩の順位はキルギスとモンゴルの間になります。

しかし、ランキングの作成者たちは、これがスカンジナビア社会の運営が非常に優れていることを確認するだけの、もう一つの手段にとどまらないことを期待しています。各国が保有する資金の額に照らして、どれほど成果を上げているかも分かり、そこからはまったく異なる姿が見えてきます。

大差で最も期待を上回るのはコスタリカで、キルギス、モルドバが続きます。逆に大差で最も期待を下回るのはサウジアラビアで、クウェート、アラブ首長国連邦、イラクが続きます。

ランキングの要となるのは、利用可能な資金という投入量ではなく、社会への影響という成果を測定し、国の経済発展と社会発展の関係を分析できるようにするという考え方です。

SPIは経済成長の測定に取って代わるものではありません。経済成長が、私たち人間が実際に必要とするものにどのようにつながるかを見るためのものです。

指数の運営者は、GDPや失業率の統計を公表するのと同じように、各国政府が社会進歩について報告し、経済成長だけでなく、良好な社会を国民に対する責任として追求するよう望んでいます。

「政府の日々の働きを評価するスコアカードを作れます」

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すでにそれを実行している国が一つあります。パラグアイです。同国の企画大臣、ホセ・モリナス氏はApoliticalにこう語りました。「SPIによって、より意義のある国家予算を組むことができます。納税者のお金が、政府機関から国民に提供される成果にどう結びつくかを追跡できるのです。

「そうすれば、政府の日々の働きを評価するスコアカードを作れます。予算は公的機関が1年間に実際に提供する成果に基づいて決まるので、うまくやっているところ、まずまずのところ、遅れを取っているところが分かります。大統領や国民がそれを見れば、遅れを取り戻そうとする強い動機が生まれます。」

モリナス氏はまた、このランキングが国の取り組みを体系化するのに役立つと考えています。同氏は、高等教育を改善し、それによって経済をホワイトカラー職中心へと移行させるパラグアイの取り組みを例に挙げました。

「指標の一つは、世界の上位400大学に入る大学がいくつあるかです。自分たちの議論だけではまず思いつかなかったであろう指標ですが、提案すると、人々は『ああ、それは素晴らしい考えだ』と言います。

「SPIがなければ、これは実現しようがありませんでした」

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「そのため、これが国家開発計画の目標になりました。知識基盤型経済を目指すなら、研究とイノベーションを促進できる優れた大学が必要だというのは、きわめて理にかなっています。

「しかし、どう実現すればよいのか、まったく分かりません。世界の上位400大学に入るには、年間約1500本の論文を発表しなければなりません。パラグアイ全体の科学論文の発表数は130本でした。

「そのような大学を一から設立することはできませんし、既存の大学のどこかがその役割を果たすこともできません。そこで、創造的な方法を考える必要がありました。パラグアイのすべての研究機関が協力して、研究とイノベーションを促進する上位レベルの大学を設ける二層制を、人々が考え始めました。そう考えれば、この目標は実現可能です。

「SPIがなければ、これは実現しようがありませんでした。」

もちろん、目標が測ろうとしている根本的な問題に取り組むのではなく、目標達成のために国が優先課題をゆがめてしまうリスクはあります。しかしモリナス氏は、今回それは当てはまらないと強調しました。同氏によれば、この大学は国の教育を改善する一連の目標の一つにすぎません。

「価値観から完全に自由な枠組みはあり得ません」

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この指数は実質的に西洋の価値観を測っているという批判も、しばしば聞かれます。特に、宗教的寛容さや同性愛の受容がその例です。サウジアラビアのように比較的裕福な国の評価が非常に低い理由の一つは、そこにあります。

マイケル・グリーン氏はこう述べました。「私たちが用いる指標は、国連の人権宣言のような合意済みの目標に大きく基づいており、西洋の価値観に左右されないよう、できる限り努めてきました。結局のところ、価値観から完全に自由な枠組みはあり得ません。私たちにとって、同性愛者への寛容さは重要な指標ですが、それ一つで総合結果が左右されることはありません。」

現時点で社会進歩指数が直面しているより大きな課題は、単純に普及です。役立つものにするには、GDPや失業率の数字と同じように、世論の議論に取り上げられる必要があります。

この団体は、米国、インド、その他数カ国のさまざまなレベルの政府と協力し、指数の活用を促しています。政府の成果を測る新たな尺度を、政治家が自らに跳ね返る批判材料と受け止める可能性もあり、普及は容易ではないかもしれません。

普及に成功すれば、政治的な優先事項が少しずつ変わるかもしれません。例えば、持続可能な開発目標(貧困、失業、不平等などに関する世界共通の目標)の達成について、SPIの現時点の予測は、経済成長だけに頼れば大幅な未達に終わることを示しています。それだけでも、私たちが物事の進め方を変え始めなければならないことが分かります。

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