社会に最も大きな影響を与える、世界を変える大学

The top universities making a difference according to The Times Higher Education Impact Rankings of 2022.
The top universities making a difference according to The Times Higher Education Impact Rankings of 2022.Image: REUTERS/Phil Noble
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  • 高等教育機関は、地域社会および社会全体に社会的・経済的な影響をもたらす責任を果たしているか、厳しく問われている。

  • Times Higher Educationインパクトランキングは、ディーセント・ワークと経済成長の推進から、手頃でクリーンなエネルギーの実現への貢献まで、世界各地で最も大きな影響を与えている大学を示している。

  • 2022年のランキングには、過去最多となる110か国・地域の1,524機関が参加し、前年に比べて23%増加した。

世界各地の大学に、大きな「総括」の時が訪れようとしている。

今年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「教育の未来に関する委員会」の主要メンバーであるハーバード大学のフェルナンド・ライマーズ教授は、そう主張した。彼はTimes Higher Educationとのインタビューで、こう語った。「ここ数十年……一般市民や政治家は、『大学は社会にどのような貢献をしているのか。大学は誰のためにあるのか』と、ますます問いかけるようになっています。」

「それが、高等教育界に総括を迫っているのだと思います。 その重要性は、第二次世界大戦後に大学のあり方を大きく変えるきっかけとなった総括にも匹敵するかもしれません」。この時代には、大学教育が大きく拡大し、門戸も広がった。

委員会は「教育のための新たな社会契約」を求めた。

しかし、110か国の1,500を超える大学を対象とした大規模な新しいデータ分析が本日発表され、世界の高等教育がこの総括に向き合う用意ができていることが明確に示された。

持続可能な変化の実現

2022年版のTimes Higher Educationインパクトランキングは、大学による国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成への貢献を評価するものだ。このランキングは、世界各地の大学が、地域社会や社会全体に持続可能な社会的・経済的影響をもたらすという公共奉仕の長い伝統を、今こそさらに強化しようとしていることを示している。

大学の教育、研究、地域社会への働きかけ、自らの資源の管理を対象とする、100を超える指標と200を超える測定項目に基づくこのランキングは、世界中の大学が17のSDGsすべてで実質的な影響をもたらしていることを示す。たとえば、カナダのウェスタン大学は貧困撲滅(SDG 1)に向けた取り組みを主導し、南アフリカのウィットウォーターズランド大学はディーセント・ワークと経済成長(SDG 8)の実現に向けた活動を主導している。また、中国の復旦大学は、手頃でクリーンなエネルギー(SDG 7)の実現に対する大学の貢献で首位に立っている。

総合すると、14か国の17大学が、各SDGの17の個別ランキングのいずれかで首位に立った。多様な国々からなるこの世界的なコミュニティは、データを共有し、進捗を比較評価しながら、世界共通の目標の達成に対する責任を果たそうとしている。

国連の各持続可能な開発目標に関するランキングで第1位となった機関。Image: Times Higher Education

今年は過去最多となる110か国・地域の1,524機関がランキングに参加し、昨年から23%増加した。これは、世界の高等教育機関においてSDGsの重要性が高まっていることを反映している。

THEインパクトランキングには、各SDGの個別ランキングに加え、総合ランキングもある。総合ランキングは、各大学が最も高い成果を上げた3つの個別SDG分野の成績と、必須項目であるSDG 17「目標達成に向けたパートナーシップ」の成績を組み合わせて算出される。

オーストラリアのウェスタン・シドニー大学が、1,406機関を対象とする総合ランキングで首位を獲得した。同大学は、SDG 6「安全な水とトイレを世界中に」で首位、SDG 12「つくる責任 つかう責任」で2位となった。

Times Higher Educationインパクトランキング総合トップ10機関。Image: Times Higher Education

鍵を握るのは連携

ランキングでの自大学の成功を受け、ウェスタン・シドニー大学のバーニー・グローバー副学長は、世界の大学が力を合わせてSDGsに取り組むよう呼びかけた。

「連携せず、最も優れた人々を集めて考察し、分析し、統合し、戦略を立てることもなく、私たちが直面する複雑な問題を解決できると考えるほど傲慢であれば、これからの世代を失望させることになるでしょう」と彼は語った。

また、このランキングは、大学間の国際的で多様な連携をさらに促す可能性がある。トップ10には4大陸の8か国が含まれ、米国からはアリゾナ州立大学が2位に入った1校のみだ。昨年世界1位だったマンチェスター大学は9位となった。この年次ランキングはもともと変動が大きい。SDGs達成への取り組みを示そうとデータベースに加わる大学が増え、ランキングは毎年急速に拡大している。また、新たな方針を明確に打ち出したり、進捗を示す証拠をより明瞭かつオープンに提示したりすることで、各機関が年ごとの急速な改善を示すこともできる。

4月初旬、サンディエゴで開催された教育技術に焦点を当てるASU+GSVサミットで、カナダのサイモン・フレーザー大学学長ジョイ・ジョンソン氏は、インパクトランキングへの参加によって、大学が「自らを映す鏡を掲げる」ことができたと語った。

「興味深いことがいくつか分かりました……私たちが本当にうまくできていることが分かり、自分たちでも驚きました……さらに重要なのは、足りない部分と、今後も努力を続けるべき点が分かったことです。」

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