持続可能な開発目標を達成するには、どうすればよいのでしょうか。私たちの環境と地球を守るために、どのような緊急の行動が必要なのでしょうか。世界経済フォーラムの2018年持続可能な開発サミットは、国連総会の会期中にあたる今週、ニューヨークで開催されました。
今週の主なニュースをいくつか紹介します。
1. 気候変動対策と持続可能な開発を加速する100の連合体を発表
世界経済フォーラムは、世界をリードする100の連合体を結び付け、目標を高め、気候変動と持続可能な開発に関する公約を行動に移しました。参加した連合体には、次の課題に取り組むパートナーシップが含まれていました。スキル格差とジェンダー格差の解消、疾病との闘い、貿易の恩恵をより広く行き渡らせること、そして地球上で減少する生物多様性の保護。
「持続可能な開発目標の実施は、人類の平和で豊かな未来を確かなものにするために、絶対に欠かせません。各国政府には公約の履行が求められていますが、目標をより効率的かつ革新的な方法で達成するためのノウハウや技術を提供するうえで、企業も重要な役割を担います」と、世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブは述べました。
下の画像をクリックして、各連合体が17の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にどのように取り組んでいるかをご覧ください。
2. アル・ゴア元米副大統領、ニューヨーク市長ビル・デブラシオ、カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウン:環境を守るために、誰もが役割を果たす必要がある
2020年に向けた加速についての全体会合で、米国副大統領(1993~2001年)であり、クライメート・プロジェクトの創設者でもあるアル・ゴアは、共有する環境資源を守り、気候危機を解決するための一員として、私たち一人ひとりが解決策に加わるよう呼びかけました。
ニューヨーク市長のビル・デブラシオは、2021年までに市の年金運用資産の2%をグリーン投資に充てるという決定を改めて表明しました。
デンマーク首相のラース・ロッケ・ラスムセンも、誰もが協力することの重要性を強調しました。

ジェリー・ブラウンは、「今こそ全員が力を合わせる時だ」と述べています。
3. 2018年の年間最優秀社会起業家を発表
女子教育、性暴力、刑務所改革、金融包摂、災害救援などの課題に取り組む12人の受賞者が、社会起業家支援のためのシュワブ財団により、2018年の年間最優秀社会起業家として表彰されました。
受賞者には、ケニアのマルサビット地域で初めて法学位を取得したイスラム教徒の女性がいます。彼女はその学位を生かし、干ばつや紛争が起きやすい同地域の、より強靱で平和なコミュニティづくりに取り組んでいます。また、スマートフォンの製造方法を変えようとしているオランダの携帯電話メーカーや、受刑者の更生プログラムを立ち上げ、再犯率を85%から30%へと引き下げることに成功したブラジル人男性もいます。
「社会起業家は、市場の力とビジネスの原則を生かし、社会的に疎外された人々や貧困層に恩恵をもたらす方法で社会問題を解決します」と、社会起業家支援のためのシュワブ財団の会長兼共同創設者、ヒルデ・シュワブは述べています。「その活動は、政府や民間部門が有意義な成果を上げられない地域で行われることが多く、実践的な姿勢と豊かな創造性が求められます。」
授賞セッションの全編はこちらからご覧ください。
4. SDGs達成に必要な資金の確保は難しいが、不可能ではない
インパクトを生み出すための資金をどう調達するか。国際通貨基金(IMF)専務理事のクリスティーヌ・ラガルドが司会を務めたセッション「インパクトを生み出すための資金動員」では、これが主な議題となりました。
「低所得国および発展途上国が持続可能な開発目標を達成するには、GDPの14%に相当する財政余地が必要になります。各国の基準から見ても、非常に大きな額です」とラガルドは述べました。





