2020年のダボス会議の主要テーマは気候変動です。
世界有数の大企業のトップが多数参加する予定です。
サミットの主催者は全参加者に対し、2050年までの排出量ネットゼロ目標の設定を呼びかけています。
ダボスに参加するすべての企業は、2050年またはそれ以前に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを約束するよう求められています。
スイスで開催されるサミットに向かう企業トップに宛てた書簡の中で、世界経済フォーラムの創設者兼執行会長であるクラウス・シュワブ氏、バンク・オブ・アメリカおよびロイヤル DSM のトップは、今年の会議は気候変動へのリーダーシップを示す絶好の機会だと述べています。
世界の気温上昇が続く中、温室効果ガスの排出量は年率1.5%で増加し続けています。一方、「気温上昇を1.5~2°C以内に抑えるためには、2030年までに年率3~6%で削減する必要がある」と、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は指摘しています。
気候変動対策は今年の会議の重要テーマとなっており、あるセッションのタイトルは次のように課題を率直に示しています:気候変動による破局の回避。
以下は、ダボス会議参加者に送られた書簡の全文です:
気候変動への対応
2020年世界経済フォーラム年次総会参加者各位
気候変動に対するリーダーシップを企業と投資家が示す機会と必要性は、これまで以上に明白になっています。
緊急性の高い気候変動問題への取り組みを約束することは、2020年ダボス・マニフェストが掲げる利害関係者重視の理念や、第50回世界経済フォーラム年次総会のテーマ「結束と持続可能な世界のためのステークホルダー」にも合致します。
したがって、世界有数のグローバル企業のリーダーであり、世界経済フォーラムの大切なパートナーである貴殿に、今後の参加の機会を活用して気候変動への対応を約束していただくよう求めます。
まだの場合は、2050年までに、またはそれより早く温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標の設定をご検討いただくようお願いします。本書簡に添付する短い注記に、そのための選択肢をいくつか示しています。
この取り組みは、年次総会中に開催される各種コミュニティ・ミーティングで取り上げられる予定です。
2020年の年次総会が、気候変動に対する企業の取り組みにおいて画期的な転機となることを期待しています。この喫緊の地球規模の課題の解決に向けてご尽力いただくことに、あらかじめ感謝申し上げます。
敬具
ブライアン・モイニハン氏、バンク・オブ・アメリカ会長兼CEO、2019~2020年世界経済フォーラム国際ビジネス評議会議長
ファイケ・サイスベスマ氏、ロイヤル DSM CEO兼取締役会長、世界経済フォーラム理事会メンバー、世界経済フォーラム気候・持続可能性イニシアチブ議長
クラウス・シュワブ氏、世界経済フォーラム創設者兼執行会長
添付の注記で、書簡の執筆者は、企業が温室効果ガスの排出量を公に報告し、気候関連の財務リスクと影響を開示することを推奨しています。また、企業に「2030年のマイルストーン目標の設定を検討する」ことも提案しています。
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