2023年、最高コミュニケーション責任者が見る最大のリスクと機会

CCOs assess the risks and opportunities that CEO's must navigate in 2023
CCOs assess the risks and opportunities that CEO's must navigate in 2023Image: World Economic Forum/ Greg Beadl
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  • サステナビリティから複雑な地政学的変化、景気後退の可能性まで、CEOは2023年に多くの課題に対処しなければなりません。

  • こうした問題への対応は、多くの場合、組織の最高コミュニケーション責任者(CCO)に委ねられます。

  • CCOは、現在および差し迫った事業上のリスクと機会について独自の視点を示し、こうした激動の時期にCEOが組織をうまく導けるよう支援します。

組織の規模を問わず、顧客、従業員、サプライヤー、投資家をはじめとするステークホルダーから寄せられる期待は増え続けています。多様性、公平性、包摂性(DE&I)の向上、最適なサステナビリティ、労働者の権利の強化などは、ステークホルダーが求めるものの一部です。これに加え、複雑な地政学的変化、長引く新型コロナウイルス感染症のパンデミック、景気後退の可能性といった外部要因にも対処する必要があります。こうした課題への対応をどのように進めているかを示すことが重要であり、そのためCEOは最高コミュニケーション責任者(CCO)にますます頼るようになっています。

Pageが実施した調査「2023年のCCOの見解」では、世界各地の組織に属するCCOに、今日の組織が直面する主な事業上のリスクと機会について尋ねました。また、こうした危険への対処や成長の可能性を生かそうとするCEOに向けた助言も求めました。

「CCOとしての独自の視点から見て、2023年に多くの企業が注視すべき重大なリスクは何ですか」と尋ねたところ、半数近く(41%)が経済の不確実性を挙げました。これにはインフレ、景気後退、潜在的な人員削減が含まれます。ほぼ3分の1(32%)は従業員に関する課題を挙げました。優秀な人材の採用と定着、従業員エンゲージメント、仕事の未来などが含まれます。中国に関する問題、エネルギー政策と安全保障、軍事紛争、ナショナリズムと保護主義の高まりを含む地政学的リスクは、回答者の30%が懸念していました。また、4分の1は信頼と分断を挙げました。企業、政府、メディアへの信頼、政治的分極化、人種差別、DE&I、誤情報などが含まれます。

グローバルリスクレポート2023発表会見 - グローバルリスクレポート2023に関する記者会見 - 英語
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CCOが見る、2023年に広がる機会

「CCOの視点から見て、企業にとって最大の機会となる分野を1つか2つ挙げるとすれば何ですか」と尋ねたところ、65%がステークホルダー資本主義を挙げました。ESG/サステナビリティ、エネルギー転換、ステークホルダー価値モデル、社会的・地政学的課題におけるリーダーシップ、価値観とパーパスの整合が含まれます。ほぼ3分の1(32%)は従業員と企業文化を挙げました。従業員エンゲージメント、企業文化の変革、DE&I、優秀な人材の採用・定着、仕事の未来などが含まれます。また、18%は企業変革を挙げました。デジタル変革、誤情報、オーディエンス分析・ターゲティング、サプライチェーンのレジリエンスなどが含まれます。

CCOへの調査で挙がった、CEOへのその他の注目すべき助言は次のとおりです。

企業がますます厳しい経済状況に備えるなかでも、近年重視されてきた従業員エンゲージメント、ESG、DE&Iへの取り組みを失ったり、放棄したりしないでください。

もはや安全策を取る方法はありません。分極化が進むなか、どの評判リスクを引き受け、受け入れるのかを意識的に選ばなければなりません……そうしたリスクを避ける方法はありません。

自社ならではの価値提案に焦点を当て、それがどのように世界をより良い場所にするのかを具体的に示してください。

今週ダボスで開催される年次総会には、多くのCEOが最高コミュニケーション責任者または最高マーケティング責任者を伴って出席します。彼らが集まり、企業が直面する重大な課題と、その解決を支援するうえで自らが果たす独自の役割について話し合う機会となるでしょう。

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