水の不平等はグローバルな課題である――解決のために私たちが取るべき行動とは

The problems of water scarcity and polluted supplies are no longer solely the preserve of developing countries
The problems of water scarcity and polluted supplies are no longer solely the preserve of developing countriesImage: ohnny McClung on Unsplash
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水の不足や水質の低下を、新興国だけに影響する問題と捉えるのはあまりに安易です。アフリカで女性や子どもが水を汲む光景や、インドで水へのアクセスが欠如している状況は非常に深刻ですが、それが問題の全体像というわけではありません。

ミシガン州フリント市では、市の水道水が危険な水準の汚染物質に汚染されました。これは典型的な事例であり、さらに最近では、ニュージャージー州ニューアーク市でも同様の事態が起きています。

水は途上国だけの問題ではありません。すべての人が、どこに住んでいても直面する問題です。そして、現代で最も差し迫った課題の一つでもあります。私たちは誰もが水を必要とし、それに依存しています。世界中で水をめぐる競争が激化するなか、人口増加、気候変動、政治的緊張が重なり、すべての人が確実に水を利用できるようにすることへの圧力はさらに高まっています。

社会が水インフラへの投資を怠ったり、革新的な技術を導入し、政策、規制、ガバナンスを近代化することを怠ったりすると、どうなるでしょうか?

選択肢が枯渇し始めるまで、もうそれほど時間はありませんImage: World Resources Institute

過去はもはや未来の指針にはなりません

私たちは「デイ・ゼロ(水の供給が停止する日)」――つまり都市の水道供給が止められる時点――に、ますます近づいています。フリントで起きた悲劇もその一例です。これらは孤立した出来事ではなく、今や日常的に起きつつあり、行政と市民社会はその対応に追われています。南アフリカ、インド、オーストラリアなど各地で「デイ・ゼロ」が見られ、米国の各都市でも飲料水から鉛汚染が検出されています。

「デイ・ゼロ」は、バックミラーを見ながら水の計画を立ててきた結果です。過去はもはや未来の指針にはなりません。水需要は供給を上回っており、それは私たちが従来どおりの計画手法や水価格に縛られていることによるものです。さらに、長期的な水計画に気候変動の影響を組み込めない行政の能力不足とも密接に関係しています。飲料水の鉛汚染は、鉛製の給水管が交換されずに残っていることが原因であり、多くの場合、事業者、政府、利用者によって最近になってようやく特定されました。米国では推定2,200万人が、潜在的に鉛製の給水管を使用している可能性があります。この老朽化したインフラは、自然に修復されたり、自ら交換されたりすることはありません。

ペルー、リマ近郊のサン・フアン・デ・ミラフローレスで、男性がタンクローリーから水を運んでいます。Image: REUTERS/Mariana Bazo

世界的な水危機の最も憂慮すべき側面の一つは、水へのアクセスを最も負担できない人々が、その水のために収入に占める割合が不釣り合いに高い費用を支払っていることです。WaterAidによる報告では、先進国における標準的な水道料金は、最低賃金で働く人の収入のわずか0.1%にすぎない一方、マダガスカルのようなタンクローリーに水を依存する国では、推奨される1日の最低限の水量を得るために、1日の収入の最大45%を水に費やす必要があることが明らかになっています。モザンビークでは、闇市の業者に頼る家庭は、政府の補助金付き給水を受けている家庭の最大100倍もの費用を水に支払うことになります。

最後に、供給と需要の間に将来的な不足があるという議論は誤解を招くものだと理解する必要があります。不足は存在せず、あるのは配分をめぐる不適切な選択だけです。裕福な人々は水を利用できる一方、貧しい人々は品質に疑問のある水に、より多くのお金を払うことになります。ボトル入りの水を購入し、高額な水道料金を支払うフリントの住民から、配給の順番を待つ南アフリカの貧困層まで、不平等はあらゆる場所に存在しています。

水の不平等の是正には、今すぐ世界規模の行動が必要です。

こうした憂慮すべきシナリオを前に、明白な問いが浮かびます。何をすべきか。「水危機」に関する報告が続いているだけでは、水不足、水質、アクセス、手頃な価格の問題への対策は進みません。人権としての水へのアクセスの確保は、ときに遠い理想のように感じられます。

私たちは、解決策の開発と拡大に完全に関与するステークホルダーのエコシステムを動員する必要があります。水不足と水質の問題の解決には、行政、民間部門、NGO、起業家、投資家、学術界、市民社会のすべてが関与しなければなりません。各ステークホルダーは、それぞれ独自の能力、規模、影響の速さをもたらします(例えば、起業家は素早く動けるものの規模が小さく、一方で行政は動きは遅いものの規模を持っています)。

また、水についての語り方を早急に変える必要もあります。世界各地で干ばつが起きていると私たちは繰り返し語っていますが、実際に直面しているのは、従来どおりの慣行と気候変動の影響によって生じている水の過剰配分なのです。

水のデータと実用的な情報へのアクセスを民主化する必要があります。スマートフォンを持つ誰もが、リアルタイムで飲料水の品質を確認し、安全な水を確保するための行動を取れるようになる状況を想像してみてください。この情報を、集中型の規制機関や事業者だけに頼るのではなく市民社会の手に委ねることで、公共政策は変わるでしょう。

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