英国のサッカークラブ、マンチェスター・シティは、漏れ防止ウエハースで作られた食べられるコーヒーカップを試験導入中です。
別の英国チームであるフォレスト・グリーン・ローバーズは、リサイクルされたコーヒー豆とペットボトルから作られた持続可能なユニフォームを試着してみました。
FIFAは、2022年カタール大会を初のカーボンニュートラルなワールドカップにすることを目指しています。
ピッチは緑色かもしれませんが、サッカーはどれほど持続可能なのでしょうか。
来年、世界初のカーボンニュートラルなFIFAワールドカップの開催が約束されています。これを実現するのは容易ではありません。建設から移動、宿泊に至るまで、2022年カタール大会では最大で360万トンのCO2を排出すると見込まれています。
同大会は、オフセット、建設廃棄物の再利用、リサイクルされた輸送用コンテナによるスタジアムの建設など、さまざまな対策を通じて排出量に取り組む計画です。
また、競技全体には、広く採用されれば大きな影響をもたらしうる小さな変化の例が他にも数多くあります。その一部をご紹介します。
食べられるコーヒーカップ
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ・フットボールクラブは、食べることのできる持続可能なコーヒーカップを試験導入しています。
スコットランドの企業BioBiteによる食べられるカップは、ウエハースで作られており、温かい飲み物を注いだ後も最長12時間漏れないとされています。
成功すれば、大きな課題の解決策となる可能性があります。推定では、英国では25億個の使い捨てコーヒーカップが使用されており、その大半はリサイクルされていないと、英国下院の報告書は指摘しています。
持続可能なユニフォーム
イングランド、グロスターシャーを拠点とするサッカークラブのフォレスト・グリーン・ローバーズは、持続可能なリサイクルされたコーヒー豆の廃棄物から作られたサッカーキットを試験導入しています。
各ユニフォームは、使用済みコーヒー豆3杯分とペットボトル5本から作られています。同クラブが名前の通り環境に配慮しているのは、これだけではありません。
このチームは、「世界で最も環境に優しいサッカークラブ」と呼ばれ、初めてカーボンニュートラルの認証を受けたチームとして、2017年に国連から認定されました。同クラブは、グリーンエネルギー企業Ecotricityの創業者であるデール・ヴィンスが所有しています。
オランダの革新
アムステルダムにあるヨハン・クライフ・アリーナは、オランダのサッカークラブ、アヤックスの本拠地であり、世界で最も持続可能なスタジアムの一つであると謳っています。
同スタジアムの取り組みは、グリーンエネルギーへの大規模な投資から、廃棄物を活用する創造的な方法まで多岐にわたります。屋根には4,200枚の太陽光パネルと風力タービンが設置され、電力を供給しています。一方、ピッチで刈り取られた芝は近隣の農場に運ばれ、そこで飼育されるヤギの餌となります。そのヤギの乳はチーズに加工され、スタジアム内で販売されています。
持続可能性は、今月開催される「世界経済フォーラム 持続可能な開発インパクトサミット2021」の中心テーマとなります。
2021年9月20日から23日までの4日間にわたり、本会合では各分野のリーダーが集まり、国連が掲げる17の持続可能な開発目標の達成に向けた進展を加速させます。
これらの目標は2015年に国連加盟193か国によって採択され、2030年までに気候変動への対策、貧困・不平等・飢餓の撲滅などを含んでいます。





