新たな調査によると、植物由来食品市場は昨年、74億ドルに達した。売上高は2020年に記録した過去最高水準から6.2%増加した。
植物由来食品で最も人気のあるカテゴリーはミルクで、2021年には米国の世帯の42%が購入した。
チーズなど従来型食品の市場では売上高が減少する一方、食肉市場はサプライチェーンの問題や値上がりに直面している。
地球環境や個人の健康への懸念から、植物由来食品を選ぶ消費者が増えている。
グッド・フード・インスティテュート(GFI)、植物由来食品協会(PBFA)、ウェルネス分野に特化したデータテクノロジー組織SPINSによる新たな調査で、米国の食料品店では、植物由来食品の2021年の売上高が食品全体の売上高の3倍だったことが明らかになった。
報告書によると、植物由来食品の売上高は、6.2%増加し、2020年に記録した過去最高の売上高を上回った。また、植物由来食品市場は昨年、74億ドルに達した。多くのカテゴリーで、植物由来製品は乳製品や食肉を使った従来品より人気が高かった。
「一方、従来型のタンパク質市場は、サプライチェーンの混乱とインフレの加速に揺さぶられた」と、報告書は述べている。「過去3年間、従来型食肉の金額ベースの売上高は、販売数量ベースの売上高の3倍の速さで伸びた。見かけ上の成長は値上がりだけによるものだと分かる。」
GFIによると、植物由来食品で最大のカテゴリーはミルクで、2021年には米国の世帯の42%が植物由来ミルクを購入した。植物由来ミルクは近年人気を集め、過去3年間で金額ベースの売上高の伸びは4%から33%に拡大した。一方、2021年の乳製品ミルクの売上高は2%減少した。
アーモンドミルクが引き続き最も人気で、植物由来ミルク全体の売上高の59%を占める。オーツミルクも急速に伸び、昨年時点で植物由来ミルクの売上高の17%に達した。2017年、オーツミルクの売上高はこのカテゴリーのわずか0.5%だった(2018年)。
アイスクリーム、ヨーグルト、コーヒー用クリーマー、チーズなど、その他の乳製品不使用の製品も過去1年間に売上高が伸びた一方、チーズなど多くの従来品は2021年に実際に減少した。
代替肉は、それ自体が興味深い事例研究となる。植物由来食肉カテゴリーの2021年の売上高は2020年と同水準だったものの、過去3年間で植物由来食肉の販売数量は、従来型食肉の販売数量を6倍上回るペースで伸びた。カテゴリー内で売上高が最も大きいのは植物由来バーガーだが、鶏肉の代替品や、デリ用スライス、ミートボールなども過去1年間に大きく伸びた。
「植物由来食品の市場シェアが持続的に上昇しているのは目覚ましく、この変化が定着することは明らかです。自らの価値観に合い、自分自身と地球の健康に良い影響を与えたいという願いをかなえる植物由来の選択肢を選ぶ消費者が増えています」と、PBFAの市場開発担当シニアディレクター、ジュリー・エメット氏は述べた。「こうした取り組みがもたらす潜在的な影響は、店頭にとどまりません。消費者の懸念を真摯に受け止めることで、業界は安全で持続可能な食料システムの実現に近づける変化の主要な推進役としての役割を積極的に担っています。」



