インフレが賃金を上回るなか、米国人はより多く働いて得るものが減っている

Russia's invasion of Ukraine has severely impacted fuel and food prices, turning inflation into a global crisis.
Russia's invasion of Ukraine has severely impacted fuel and food prices, turning inflation into a global crisis.Image: Unsplash/ Allef Vinicius
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  • FRBが数十年で最も積極的な利上げを行ったにもかかわらず、米国では消費者物価の上昇が続いている。

  • ロシアのウクライナ侵攻は燃料と食料の価格に深刻な影響を及ぼし、インフレを世界的な危機へと変えた。

  • 米国ではこの18か月、インフレ率が名目賃金の伸びを上回り続け、その結果、実質時給は3%低下した。このグラフが示すとおりだ。

FRBが数十年で最も積極的な利上げを行ったにもかかわらず、9月も消費者物価は上昇を続け、インフレと高金利が今後も続くとの懸念が強まった。米国労働統計局によると、米国労働統計局季節調整前の消費者物価は、過去12か月で8.2%上昇した。前月の8.3%からの低下はわずかだった。

ロシアのウクライナ侵攻前から、低金利、新型コロナウイルス関連の供給制約、そして手厚い景気刺激給付金に一部支えられた旺盛な消費支出が、すでに物価上昇圧力となっていた。戦争が燃料と食料の価格に及ぼした深刻な影響がさらに拍車をかけ、インフレへの懸念を世界的な危機へと変えた。

次のグラフが示すように、インフレ率はこの18か月、名目賃金の伸びを上回り続けている。つまり、賃金は額面上増えていても、米国人が買えるものは1年前より少なくなっている。過去12か月で平均時給は30.92ドルから32.46ドルへ5.0%上昇した一方、季節調整後の消費者物価は8.2%急騰し、その結果、実質時給は3%低下した。

賃下げを経験した人なら誰でも知っているように、同じだけ働いて報酬が減ることほど意欲をそぐものはほとんどない。インフレが多くの米国人の懸念事項の最上位にあるのも無理はない。

インフレ率はこの18か月、名目賃金の伸びを上回り続けている。Image: Statista
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