米ドルとユーロの利用状況はどう違う?

Various Euro notes.
In October 2020, Euro transaction value slid briefly ahead of the US dollar.Image: Unsplash/ Ibrahim Boran
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  • ゴールドマン・サックスによると、今年のユーロ圏の成長率は4.4%に達すると予測されており、米国のGDP成長率3.5%を上回ります。

  • では、この2つの通貨の利用状況はどう違うのでしょうか。

  • 国際決済ネットワークSwiftのデータによると、世界の決済取引額に占めるユーロの割合は、米ドルに迫りつつあります。

ゴールドマン・サックスは先週、2022年にユーロ圏が米国を上回るペースで成長すると予測し、欧州連合(EU)の通貨圏の成長率を4.4%、米国のGDP成長率をわずか3.5%と見込みました。世界銀行の最新予測も1月に発表されたもので、米国が依然として優位に立つとしています。ただし、その差はわずか0.1%です。一方、新たなIMFの見通しはまだ発表されていません。

今年、経済成長でどちらが優位に立つかはまだ分かりませんが、ユーロ圏の経済力と国際的重要性の高まりを示す指標はほかにもあります。世界の決済取引額に占めるユーロの割合は、米ドルに迫りつつあると、国際決済ネットワークSwiftのデータは示しています。これはユーロをめぐる取引の活発化を示唆しています。2020年10月には、ユーロ建て取引額が米ドルを上回りました。この状態は長く続かなかったものの、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、世界の舞台における両通貨の差はかなり縮小しました。その理由としては、EUが経済を支えるために協調して取り組んだことや、ゼロ金利の財政政策を継続していることが考えられます。一方、米国経済とその成長に対する信頼は揺らいでいると、CNBCは報じています。ジョー・バイデン大統領の経済政策パッケージ「ビルド・バック・ベター」をめぐる不透明感が続いているためです。

異なる通貨圏に属する2者間の決済だけに注目すると(ユーロ圏の異なる国同士の国際決済は除く)、世界貿易通貨としては依然、米ドルに優位性があります。2021年11月、取引額に占める割合でユーロとの差は約3ポイントでした。それでも、米ドルが長らく唯一の国際貿易通貨と見なされてきたことから、経済学者たちは、ユーロが有力な第2の通貨として国際的に広く使われていることに驚きを示しています。

2020年10月、ユーロ建て取引額が米ドルを上回りました。Image: Statista
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