研究によると、医学分野では女性が見過ごされ、過小評価されている

A photo illustration shows a stethoscope and blood-pressure machine of a French general practitioner displayed in a doctor's office in Bordeaux January 7, 2015. French physicians protest against a new health reform bill that would introduce a third party payment system. Picture taken January 7, 2015. REUTERS/Regis Duvignau (FRANCE - Tags: HEALTH POLITICS) - PM1EB171G4Q01
"The evidence is clear: women are disadvantaged within science, medicine and global health,"Image: REUTERS/Regis Duvignau
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英医学誌『ランセット』に掲載された一連の報告によると、女性は医学研究者から見過ごされ、健康関連の職業で過小評価されている。

同誌の特別号に掲載された一連の論文によると、健康分野でキャリアを築こうとする女性は、科学と医学におけるジェンダーの多様性を巡って大きな障壁に直面している。

それによると、医学研究は男性のニーズに偏っており、生物医学研究論文のほぼ4分の3が、性別による結果の違いを考慮していなかった。

「証拠は明らかだ。科学、医学、そして世界の健康の分野において、女性は不利な立場に置かれている」と、『ランセット』の統括編集者ジョシリン・クラークはトムソン・ロイター財団に語った。

「科学におけるジェンダーの公平性は、正義と権利の問題であるだけでなく、最良の研究と患者への最良のケアを生み出すうえで不可欠である。」

米国や英国を含む多くの国では、女性は法的に同一賃金を受ける権利があるものの、依然として男性より低い賃金しか得ておらず、政治から上級管理職に至るまで、ジェンダーに基づく様々な障壁に直面している。

この問題は学界にも及んでいる。米国、英国、カナダの主要大学15校において、社会科学および公衆衛生学部の最上級職に女性が就くことが困難であることが報告書で明らかになった。

ロンドン衛生熱帯医学大学院の研究者による分析によると、初級レベルでは女性の数が男性と同等かそれ以上だが、上級職では女性の数が減少している。

別の研究では、研究助成金に申請する際に女性が偏見による不利益を被っていることが分かった。

カナダの助成金申請24,000件を分析したところ、審査員に対して申請内容ではなく研究者としての能力を評価するよう求めた場合、女性は助成金を不採択とされる可能性が著しく高いことが分かった。

第三の研究は、研究論文のほぼ4分の3が男性と女性の結果の違いを考慮していないことを明らかにし、女性のニーズが確実に満たされるよう、健康分野におけるジェンダーの多様性をさらに高める必要性を浮き彫りにした。

それは深刻な健康被害につながりかねない。例えば、1997年から2001年の間に米国市場から撤回された10種類の医薬品のうち8種類は、男性より女性にとって健康リスクが高かった。

1980年から2016年の間に発表された1,150万件を超える医学研究論文の分析によると、主著者が女性である論文は、性差に関する内容を含む傾向が高かった。

モントリオール大学の著者ヴィンセント・ラリヴィエールは、「科学におけるジェンダー格差は、国民全体の健康に影響を及ぼしていることが、本研究の結果から明らかになった」と述べた。

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