インドの起業家世代を育てる女性とのQ&A

Karuna Prakash Mukudum, a coordinator working for Financial Information Network and Operations Ltd (FINO), processes a smart card as she collects money from a woman in Wavanje village of Raigad district, about 50 km from Mumbai July 2, 2013. Picture taken July 2. To match story INDIA-BANK/ REUTERS/Danish Siddiqui (INDIA - Tags: BUSINESS)
Chetna Sinha, the Founder and President of Mann Deshi Mahila Sahakari Bank, answers questions from reddit users.Image: REUTERS/Danish Siddiqui (INDIA - Tags: BUSINESS)
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チェトナ・シンハは、インドのマン・デシ・マヒラ・サハカリ銀行とマン・デシ財団の創設者兼会長です。シンハはまた、世界経済フォーラム年次総会2018の「共同議長7人」の一人でもあります。同総会のテーマは「分断された世界における共通の未来の創造」です。

ダボス2018の共同議長の一人、チェトナ・シンハ

女性のために女性が運営するマン・デシ銀行の融資により、何千人もの女性起業家が事業を立ち上げています。財団は、技能を教え、市場へのアクセスを支援することで、30万人を超える女性や少女を直接支援してきました。その恩恵は地域社会全体にも及んでいます。

ダボス会議を前に、チェトナはRedditユーザーとの「何でも聞いて」セッションに参加しました。以下に、質問と回答の一部を紹介します。

質問:農村部の女性は、事業を運営しながら、子どもや家庭の世話をどうやってうまく両立しているのでしょうか。都市部の高学歴女性にとっても悩ましい問題のようです。― ImpatientOptimist47

回答:ほかに選択肢がないのです!

質問:どの都市でもそれなりに満足のいく暮らしを送ることができたはずなのに、なぜほかの女性たちの問題に人生を捧げようと思ったのですか。― nexusofthoughts

回答:若い頃から、ガンディー主義、フェミニズム、農民運動に関わってきました。無土地労働者の土地権を支援していたJP運動の最中、ブッダガヤにいたことを覚えています。そこで非常に強い経験をしました。開発が草の根からいかにかけ離れているかを目の当たりにしたのです。ある女性は、電気が見えるというだけの理由で土地を選びました。電気を使いたいと願っていたわけでもなく、ただ電気が見えるだけで幸せだったのです。この経験は、開発や草の根についての私の考えを大きく揺さぶりました。

やがて、農村部のマハラシュトラ州ムハスワドに住む夫と出会って結婚し、私もそこへ移りました。そして、その地域で女性や衛生に関する同様の活動を始めました。やがて、女性たちには安心して貯蓄できる場所がないと気づき、活動は大きく広がりました。そこで銀行を設立したのです。

インドの若者へのメッセージです。何であれ、本当に楽しく、情熱を感じることに取り組んでください。そして、粘り強く続けてください。自分が銀行を設立したり、何千人もの女性を代表したりするとは想像もしていませんでした。しかし、草の根で活動する女性たちの声に耳を傾け、彼女たちに刺激を受け、女性たちや世界中の人々から素晴らしい支援を受けたことが、私を後押ししてくれました。夢を追い、簡単にあきらめないでください。

質問:今日の若者には、他者のために活動したいという使命感を持つ人がほとんどいないように思えます。私たちを励ますために、どんなメッセージを贈りますか。― nexusofthoughts

回答:それは違うと思います。どの世代にも、利他的な人は相応にいます。

質問:社会的な活動に貢献したいとずっと思っていますが、人と接するスキルや経験がありません。自信があまりない内向的な人が、マン・デシのような団体で役立つ方法を教えてもらえますか。― powdermasala。

回答:まず始めてみてください!最も情熱を注げる課題を見つけて、実際にボランティアに参加しましょう。粘り強く続けてください!

質問:プラダン・マントリ・ジャン・ダン・ヨジャナ[首相の国民資金計画。インドの金融包摂に向けた国家ミッション]は、現場にどのような影響をもたらしましたか。さらに改善するにはどうすればよいでしょうか。― prkhr

素晴らしい質問です!多くの人が口座を開設しました。これは、貧困層にとって銀行サービスがいかに重要で必要かを示しています。次の課題は取引を増やすことです。そのためには、さらに多くの取り組みが必要です。

マン・デシ銀行が行っているように、ほかの銀行にも訪問型の銀行サービスへの投資を勧めます。顧客のもとへ出向き、その人のニーズや、最も都合のよい方法を把握するのです。ジャン・ダンには当座貸越制度もありますが、まったく利用されていません。これは零細起業家にとって非常に有用です。大きな恩恵をもたらし、顧客の信頼や取引を高めるためにも、広く周知すべきです。

質問:インドの女性が男性と同等の社会経済的地位を得る未来は、現実的に考えられるでしょうか。そうだとすれば、実現はどれほど先になると思いますか。また、実現を妨げる最大の要因は何でしょうか。― Pride_of_Punjab

回答:はい、もちろん実現すると思います。ただし時間はかかるでしょう。どれくらいかは言えません。政治の意思、文化的な制約、労働市場に参入する女性の増加、女性のロールモデルの増加、男性の意識変化など、多くの要因によります。非常に複雑で、さまざまなことが関わっています。

質問:昨年の廃貨政策は、農村部の女性の経済状況にどれほど深刻な影響を与えましたか。再貨幣化後、状況は少しでも改善しましたか。― weeping_peacock

回答:女性の資金流動性に確実に影響しました。私たちが支援する農村部の女性起業家は、事業を営むためにごく少額の現金を必要としていました。そのため、列に並んで一日分の収入をあきらめるのは本当に大変でした。書類の記入も難しく、2,000ルピー紙幣も役に立ちませんでした。そこでマン・デシ銀行は、地元のインドステイト銀行(SBI)支店から小額紙幣や硬貨をすべて引き取り、500ルピー分ずつの硬貨と小額紙幣の包みにしました。そして、移動ビジネススクールを移動銀行に転換し、週市を回って、女性(と男性)の書類記入を手伝い、現金を配りました。

状況の改善に関して言えば、女性、とりわけ起業家たちが、デジタル取引やキャッシュレス決済を試し、学ぶことに以前より関心を持つようになったと分かりました。そこで現在、支援のためにデジタルリテラシー向上バスを運行しています

質問:汚職を防ぎ、適切な会計と倫理基準を守るために、どのような対策を取っていますか。― kya_karoon

回答:第一に、女性たちに取引の詳細をリアルタイムで伝えています。これによって、私たちへの信頼と、女性たちに対する説明責任が培われます。第二に、融資に関して非常に厳格なデューデリジェンスの手続きを設けています。第三に、返済を容易にするため、訪問して返済を受け付けています。多くのテクノロジーを活用し、詳細に監視することで、汚職をほぼなくしています。さらに、インド準備銀行(RBI)が定期的に検査を行っています。

質問:今日、インドの農村部の女性が直面する主な問題は何ですか。― darksides007

回答:最大の問題は、収入を得る機会が不足していることだと思います。

このテーマについて意見を伝えたい方は、質問を投稿してください。世界のリーダーがダボス会議で回答します。

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