ボクシングと政治を通じて女性の権利を訴えるスペイン人女性

Miriam Gutierrez "La Reina" (The Queen), 36, celebrates her victory over Samantha Smith (not pictured) for the lightweight European Championship in Torrelodones, outside Madrid, Spain, March 23, 2019. Picture taken March 23, 2019. REUTERS/Susana Vera - RC1A66F3E6C0
Miriam Gutierrez "La Reina" (The Queen), 36, celebrates her victory over Samantha Smith for the lightweight European Championship in Torrelodones, outside Madrid, Spain.Image: REUTERS/Susana Vera
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ミリアム・グティエレスは、「#genderviolence(ジェンダーに基づく暴力)」と刻まれたマウスガードを着けてボクシングをしている。

第一子を妊娠中にパートナーから暴力を受けた若きスペイン人女性は、その後、ボクシング、そして今では政治を通じて女性の権利を訴えている。

彼女にとって、今年は実に大きな一年となった。

ジムで「女王」の愛称を得たグティエレスは、3月に欧州ライト級ボクシング王者となり、5月にはマドリード郊外の市議会議員に選出された。

今、彼女は世界王座を目指すとともに、女性の権利についてさらに声を上げている。ジェンダーに基づく暴力の問題が政治色を強め、社会を分断している国でのことだ。

「私の夢は何ものにも壊されません」とグティエレスはボクシングクラブでのインタビューで語った。リングの外では温かく笑顔を見せる彼女は、リングの中では集中力を発揮する。

2人の子どもを育てる若い母親は、まだ21歳で妊娠8か月だった頃、当時のパートナーからひどい暴力を受け、あざだらけの状態で早産したことを振り返った。

「彼は私の顔を殴り、顔の骨を何本も折られた私は地面に倒れました。何よりもまず、娘の心臓がまだ動いているかどうかが心配でした」とグティエレスは語った。

その子は今では10代になり、元気に過ごしている。弟もおり、2人とも母親のボクシング活動を支えている。

しかし、そこに至るまでには長い苦闘があった。まずグティエレスは約1年半ボクシングを辞め、その後コーチのもとを訪ねた。コーチは彼女にリングへ戻るよう勧めた。

また、ジェンダーに基づく暴力やいじめへの意識を高めるため、学校を訪問し、講演や護身術の授業を始めた。

「どこへ行っても、今の世の中ではしばしば欠けているように思えるもの、それは敬意です」と彼女は若者たちに語る。

スペインでは今、女性に対する暴力が大きな問題となっており、パートナーや元パートナーに殺害された女性の事件は、メディアで広く報じられている。2003年に公式記録が始まって以来、そうした事件は現在、千件をわずかに超えている。

この問題を再び議題に押し上げたのは極右政党ボックスだった。同党は4月の国会選挙で24議席を獲得し、男性を差別していると主張するジェンダー暴力法の廃止を公約に掲げた。

グティエレスは、政界に入ったばかりなので社会全体の議論についてはコメントしたくないと述べた。一方で、トレホン・デ・アルドスの市議会議員として女性の権利を推進することを楽しみにしているという。

そして、これからも厳しいトレーニングを続ける。

「私は世界チャンピオンになります。それは間違いありません。夢ではなく、現実になります……毎日そのことを考えています」と彼女は語った。

「これまで経験してきたすべてのことが今の私をつくったのなら、後悔はありません。それを受け入れます。」

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