仕事に対する過剰な資格は、女性と男性に異なる影響を及ぼす

3 women sat at a desk.
In order to be seen as equal, women still have to invest more, and work harder than men.Image: UNSPLASH/Christina@wocintechchat.com
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  • 採用担当者は、資格過剰の候補者が応募すると、勤務の継続性や仕事への意欲など多くの点を考慮し、そのために候補者を不採用にすることがある。

  • 研究によると、資格過剰は男性候補者と女性候補者で異なる見方をされる。

  • この研究では、資格過剰の男性は「その職務には優秀すぎる」と見なされて採用されにくい一方、資格過剰の女性は仕事に熱心で、長く続ける可能性が高いと見なされることが分かった。

  • こうした無意識のジェンダーバイアスは、職場で女性に直接影響する。

「資格過剰」を理由に仕事を断られるのは、何とも言えない悔しさがある。

しかし、そこには理屈がある(たとえ納得できなくても)。採用担当者は、候補者がその職務に適しているかと、仕事を続ける可能性など、複数の点を比較検討する必要がある。資格が多すぎる人はすぐに仕事に飽きたり、競合他社に引き抜かれたりする可能性があるため、不採用にするのは理にかなっている。

問題は、資格過剰が女性候補者と男性候補者で大きく異なる見方をされることだ。

エリザベス・ローレン・キャンベルカリフォルニア大学サンディエゴ校ラディ経営大学院のオリバー・ハールカーネギーメロン大学テッパー経営大学院の研究者は、典型的な男性名と女性名を付け、それ以外の資格は同一にした履歴書を複数作成した。男女それぞれの履歴書の一方のグループには、特定の職務内容に非常に適した資格を記載し、もう一方のグループは、その職務に「資格過剰」に見えるようにした。

研究者らは採用担当者に、候補者が職務に適しているか評価するよう求めた。その結果は、『 Organization Science』に掲載され、資格過剰のグループでは、男性の履歴書のほうが同じグループの女性の履歴書よりも不採用になることが多かった。

研究に参加した採用担当者は、より資格を満たす女性を、同じく資格を満たす男性より採用しにくかった。しかし、資格過剰の候補者では逆の傾向が見られた。採用担当者は、より資格過剰の男性より資格過剰の女性を採用する傾向が強かった。

採用におけるジェンダーバイアスを見抜く

なぜこれが問題なのか。第一に、同じ仕事に就くために、男性は資格を満たせばよいのに対し、女性には何か特別なものが必要だということを示唆している。女性がその職務に資格がありすぎるわけでなければ、採用過程で男性に機会を奪われる可能性が高い、ということになる。

もう一つの問題は、採用担当者が判断に至った理由だ。男性候補者が資格過剰の場合、担当者は、本人は自分のキャリアには熱心だが、入社を希望する会社には尽くさないだろうと考えた。つまり、その仕事は「自分にはふさわしくない」と思い、すぐに辞めるだろうと推測した。

一方、女性の場合、採用担当者は資格過剰を、その仕事への意欲の表れと捉え、長く続ける可能性も高いと見ていた。

採用担当者に採用判断について尋ねた調査には、自由回答式の質問が二つ追加されていた。担当者らは、資格過剰の女性の応募について、前職でのジェンダー差別から逃れようとしているのだろうと推測し、正当化した。また、女性は人間関係をより重視するという考えも示し、より良い機会が現れても、すぐに会社を辞める可能性は低いと示唆した。

資格を満たす候補者については、同じ履歴書を持つ女性より男性のほうが、キャリア全体への意欲が高いと採用担当者は考えていた。これは、対等であることを証明するだけでも女性は今なお、男性より多くを投じ、より懸命に働かなければならないことを示す、もう一つの証拠だ。

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