政治家や医師から活動家、アスリートまで、社会に貢献する現役の女性のヒーロー25人が、英国のより多くの女性をたたえるため、像となって顕彰される。
慈善団体ナショナル・トラストが主催する「Put Her Forward」プロジェクトは、女性が投票権を獲得してから100年となる今年、英国にある女性の像のうち、神話上の人物や王族ではない人々の像を2倍にすることを目指している。
プロジェクトの主催者によると、現在、英国には庶民の女性よりもヤギやジョンという名の人々の像のほうが多く、公共の像925体のうち女性を表しているのは約6分の1にすぎない。
「本当の狙いは……女性の表象について対話することです」と、主催者はオンライン声明で述べた。
「女性の像がこれほど少ないのは、刺激を与えてくれる女性が足りないからではありません……時間と資源が十分にあれば、女性の像をさらに925体建てることもできるのです!」
社会に良い影響を与えた女性の推薦を一般から募っており、女性器切除(FGM)に反対する活動家のレイラ・フセインや、英国のパラリンピック王者タニー・グレイ=トンプソンらが候補として検討されている。
「ジョンという名の男性やヤギ(GOATS!)より女性の像を増やすため、どんどん推薦しましょう!」と、教育におけるジェンダー平等を目指す草の根運動WomenEdはツイッターで述べた。
一方、9月にイングランド各地で公開される予定の像の大きさには、懸念の声も上がっている。アカデミー賞受賞者に贈られる金色の像より小さいものになる予定だからだ。
女性を顕彰する動きは、英国の男女賃金格差の程度をめぐる議論が続くなかで進んでいる。昨年の政府データによると、男性の平均賃金は女性より18.4%高い。
「Put Her Forward」プロジェクトは、ニューヨークでの同様の取り組みに続くものだ。同市では150体の像のうち、生存する女性を表したものはわずか5体だった。
