ジェンダー格差とは何か、なぜ重要なのか?国際女性デーに進捗を測る

Progress to bridge the gender gap is critical, though slow, and might not be attained for more than a century.
Progress to bridge the gender gap is critical, though slow, and might not be attained for more than a century.Image: UNSPLASH/LinkedIn Sales Solutions
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  • 世界経済フォーラムの「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書」は、ジェンダー平等の達成までに何年かかるかを測定しています。

  • 追跡対象となる4分野のうち、政治的エンパワーメントにおけるジェンダー格差が最も大きくなっています。

  • この調査結果は、3月8日の国際女性デーの重要性を強調しています。今年のテーマは#BreakTheBiasです。

「測定できなければ、管理できない」という、よく知られた格言があります。経営コンサルタントのピーター・ドラッカーの言葉として、しばしば引用されています。

今年の国際女性デーにあたり、ジェンダー平等に向けた進捗を測定し、追跡できることは、これまで以上に重要です。平等を求める動きが注目を集め続けるなか、実際に進展があるのかを理解する必要があります。

グローバル・ジェンダー・ギャップ指数とは?

世界経済フォーラムのグローバル・ジェンダー・ギャップ指数は2006年に始まり、ジェンダー平等までの隔たりを毎年評価します。国同士の比較や時系列分析が可能です。

経済参加と機会、教育、健康、政治的エンパワーメントを示す4つのサブ指数に基づくこの指数は、各国の豊かさに関わる資源や機会の実際の水準ではなく、それらへのアクセスにおけるジェンダー格差を測ることを目的としています。

これが、フォーラムのジェンダー指標を構成する4つの柱です。Image: 世界経済フォーラム「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2021」。

格差の大きさや格差が生じている分野を把握することは、政策立案者が格差解消に最も効果的な政策を優先するうえでも役立ちます。2021年の指数によると、アイスランドは12回目となる世界で最もジェンダー平等な国に選ばれました。

アイスランドはジェンダー平等で先頭に立っています。Image: 世界経済フォーラム「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2021」

2021年の報告書では、世界全体でジェンダー平等までの隔たりの平均68%が解消されました。2020年と比べるとわずかに後退し、格差は0.6ポイント拡大しました。現在のペースでは、世界の格差解消までに135.6年かかることになります。

ジェンダー格差を理解することがなぜ重要なのか?

ジェンダー偏見が根強く残っていることは、フォーラムの「ジェンダー・ギャップ報告書」が取り上げるテーマの一つです。偏見はさまざまな分野に存在することが示されており、STEM分野もその一つです。女性は進歩を遂げてきましたが、男性と比べると、職業として選ぶ可能性も、同等の賃金を得る可能性も依然として低い状況です。

格差の解消には100年以上かかる見通しであることから、国際女性デー(IWD)のような取り組みの必要性が浮き彫りになります。毎年3月8日に行われるこの日は、女性をめぐる課題への認識を高め、平等を後押しする政策の拡充を訴えます。今年のテーマは#BreakTheBiasです。

国際女性デーのシンボルとして腕を組む人々。Image: Twitter/Awaj Foundation

ジェンダー格差は指導的立場にどのような影響を与えるのか?

フォーラムの指数は、対象となる4つのサブ指数それぞれで、どれほど道のりが残されているかを示しています。最も取り組みが必要なのは政治的エンパワーメントで、これまでに解消された格差はわずか22%です。つまり、女性が政治生活に平等に参画するまでには、まだ長い道のりがあります。調査対象の156カ国では、約35,500議席の議会に占める女性の割合は26%、世界の3,400人を超える閣僚のうち女性は約23%です。

報告書の対象国のうち81カ国(半数を超える)では、これまで女性が国家元首に就いたことがありません。

4つの格差のうち2番目に大きいのは、経済参加と機会です。一方では、熟練した専門職に就く女性の割合が増え続けていますが、他方では、全体的な所得格差は解消の途上にあり、指導的立場に就く女性も少ない状況です。

どの分野で進展があったのか?

残る2つの指数、教育達成度と健康・生存におけるジェンダー格差は、ほぼ解消されています。教育達成度では世界全体で格差の95%が解消され、健康・生存では96%に達しています。

今年の国際女性デーのテーマは#BreakTheBiasです。Image: Twitter/Womens Day

「現状に満足している余地はありません」と、国際女性デーのウェブサイトは述べています。「ジェンダー平等の達成には、あとほぼ1世紀かかるでしょう。今すぐ取り組むべき課題があり、私たち一人ひとりが役割を果たせます。」

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