国際女性デーは2020年3月8日です。
今年のキャンペーン「#EachForEqual」は、一人ひとりが生み出せる変化に注目を促しています。
現在、ジェンダー平等の達成度が最も高いのは西欧で、76.7%です。
完全なジェンダー平等の実現には、さらに1世紀かかる可能性があります。
「平等な世界は、誰もが力を発揮できる世界」――ジェンダー平等の実現に向け、私たち一人ひとりにできることがあります。
今年の国際女性デーの中心となるキャンペーン「#EachForEqual」の核となるメッセージです。このキャンペーンは、ジェンダー不平等は女性だけの問題ではなく、経済の問題でもあるという考えに注意を促します。経済や地域社会が繁栄するにはジェンダー平等が不可欠だからです。
企業の役員会、政府機関、メディア報道は、キャンペーンが重点分野として挙げる領域の一部にすぎません。
女性の功績をたたえ、偏見への認識を高め、不平等を指摘することで、誰もが変化をもたらす一助になれると、キャンペーンは呼びかけています。
変化のシンボル
国連が初めて国際女性デーを祝ったのは、1975年の国際婦人年でした。1977年までに、国連と加盟国は3月8日を女性の権利と世界平和のための公式な記念日とすることを宣言しました。現在では世界各地で祝われています。
「#EachForEqual」キャンペーンは、この運動のシンボルとなりました。運動は3月8日だけにとどまらず、年間を通じて活動が行われます。イベントや講演会を開き、責任を分かち合って一人ひとりが役割を果たすよう促すことで、集団行動を強化し、勢いづけることを目指しています。
このキャンペーンは、6つの重点分野を掲げています。
1. 技術革新を切り開く女性を後押しする
2. 女性アスリートの平等を称える
3. 女性が活躍できる包摂的な職場をつくる
4. 女性が自分の望む形で収入を得られるよう支援する
5. 健康教育を通じて女性の力を高める
6. 女性クリエイターの存在感を高める
平等の実現に向けた進展
キャンペーンが訴えるように、こうした分野をはじめとする領域で平等を築くことは、「より健全で、豊かで、調和のとれた」世界に欠かせません。
ジェンダー平等は進歩の指標として高く評価され、経済や社会が繁栄するかどうかに直接影響します。フォーラムの『世界ジェンダー・ギャップ・レポート2020』によると、平等に向けて最も大きく前進したのは西欧で、達成度は現在76.7%です。北米が72.9%で僅差で続きます。南アジア、中東、北アフリカは達成度が低い地域で、60.5%から66.1%の間にとどまっています。
ただし、これらの数値には全体的な傾向や進展の時間軸は反映されていません。たとえば、北米では2019年にジェンダー平等に向けた進展が停滞した一方、平等の達成度が低い国々は正しい方向へ大きく前進しました。
教育などの個別分野でも大きな進展が見られ、ジェンダー平等は今後12年以内に完全に達成されると予測されています。実際、この分野での完全な平等は、レポートで評価対象となった153カ国のうち40カ国ですでに達成されています。
100年に及ぶ格差に目を向ける
フォーラムのレポートはまた、私たちの世代が真のジェンダー平等を目にする可能性は低く、次世代も同様の課題に直面すると結論づけています。世界全体でジェンダー平等を達成するには、最長で99.5年かかる可能性があります。
道のりはまだ長いものの、国際女性デーのような意欲的なキャンペーンは、議論を絶やさず、課題を常に中心的な議題に据えるうえで重要な役割を果たします。
国際女性デーは2020年3月8日(日曜日)です。

