意思決定から排除されることの多い貧困層や低カーストの女性も、ボランティア活動を通じて地域社会の発展に貢献できると専門家らは述べ、ガバナンスや地域団体において、周縁化された女性により多くの機会を設けるよう求めた。
国連ボランティア計画のローズマリー・カラプラカル氏は、 United Nations Volunteersの
多くの開発途上国では、社会階層を問わず女性の生活に影響を及ぼす地方自治体や地域団体の意思決定に影響を与えられるのは、より恵まれた女性だけだと述べた。
「ボランティア活動においても、周縁化された地域社会の女性は、より恵まれた地域社会の女性に比べ、参加の機会が少ない」と、UNVの副事務局長であるカラプラカル氏はニューデリーから電話で語った。
「どのような背景を持つかにかかわらず、すべての女性にとって公平な場にしたいと考えています。」 今月発表されたボランティアのより良いガバナンスへの貢献に関する 分析 で、 国連は
、世界では10億人を超える人々が、西アフリカのエボラ出血熱流行時の支援から、ブラジルでの市の契約における汚職の監視まで、さまざまな目的でボランティア活動をしていると述べた。
しかし報告書は、多くの政府が開発計画にボランティアの可能性を生かせていないと指摘し、ボランティア活動は、女性や少数派など周縁化された集団が声を届ける助けにもなると述べた。
国連報告書は、リベリアの平和構築、バングラデシュの女性に対する暴力、インドのカーストに基づく差別など、さまざまな問題をめぐり、非公式団体や地方当局を通じて影響を及ぼした女性ボランティアの事例を複数紹介した。
例えば、インド北部ウッタラーカンド州では、各世帯から女性ボランティアが一人ずつ参加する村のグループが、当初は就学前教育に重点を置いていたが、その後、水の公平な配分などの問題にも取り組むようになった。
こうした村のグループに参加した女性の多くは、後に地域の選挙で選ばれる代表者となった。
ネパールでは、憲法により地方統治機関の議席の3分の1を女性が占めることが定められているものの、女性の代表は「極めて少ない」と報告書は述べた。
女性たちは懸念を訴えられるよう研修を受けた。ある村の委員会では、女性たちが予算の一部を、陣痛中の女性を運ぶ担架に充てるよう求めた。
「ボランティア活動を通じた女性の参加は、個人としても集団としても、女性たちが自分たちや地域社会にとって重要な問題に取り組む力を与えてきました」とカラプラカル氏は語った。 この記事はThomson Reuters Foundation trust.org
との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。 アジェンダの最新情報を得るには、週刊ニュースレターに登録してください
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著者:アリサ・タンは、Thomson Reuters Foundation trust.orgの副編集者。2008年以来、アジア太平洋地域の人道問題を取材している。
