米国女性が投票権を得てから100年、ジェンダー平等はどう変わったのか?

A women sits alone on a park bench watching the sky after sun set in Encinitas, California, U.S. October 7, 2019. REUTERS/Mike Blake - RC153DF2FBA0
Setting a benchmark?Image: REUTERS/Mike Blake
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  • 今年は、米国の女性が投票権を得てから100周年に当たります。

  • しかし、世界ジェンダー報告書のデータによると、米国でも世界全体でも、ジェンダー平等の実現にはまだ長い道のりがあります。

  • 世界全体で、平等の実現まであと100年かかる見通しです。

2020年8月18日は、米国憲法修正第19条の採択から100周年でした。同条は米国の女性に投票権を保障しました。しかし、アフリカ系米国人の女性やその他のマイノリティー集団が投票権を確保するまでには、さらに数十年を要しました。

また、その前には何十年にもわたる抗議と闘いがありました。この修正案が連邦議会に初めて提出されたのは、ほぼ半世紀前の1878年でした。

1912年までに西部の9州が女性参政権法を採択しましたが、ウッドロウ・ウィルソン大統領が修正案を支持する立場に転じたのは1918年になってからでした。

下院と上院は1919年にこの修正案を可決しました。そしてテネシー州が1920年8月18日に36番目の州として批准し、修正案は採択されました。

1917年、ホワイトハウス前でピケを張る女性参政権運動家たち。Image: ウィキメディア・コモンズ

それから100年……

では、修正第19条の批准から100年が経った現在、米国のジェンダー平等はどのような状況なのでしょうか。

最新の153カ国・地域を対象とした報告書で、米国は53位でした。世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ報告書この結果は、まだ取り組むべきことが残されていることを示しています。パンデミック前に発表された同報告書で、米国はカーボベルデ、ルクセンブルク、バングラデシュを下回りました。

取り組むべき課題。Image: 世界経済フォーラム「ジェンダー・ギャップ報告書2020」

その理由は何でしょうか。報告書によると、平等に向けた進展は停滞しています。と報告書は述べています。賃金や所得の格差は依然として大きく、所得格差の解消率はわずか65.6%です。また、女性は中間管理職や上級管理職では比較的多くを占める一方、企業の取締役会メンバーに占める女性は4分の1未満です。

指導的立場に女性が足りない?Image: 世界経済フォーラム「世界ジェンダー・ギャップ報告書2020」

同様に、女性は投票権を獲得してから100年が経った今も、政治の指導的役職で過少代表となっています。ただし、議会や閣僚職に就く女性の数は大幅に増加しました。

健康と教育達成度の指標では、ジェンダー平等は「ほぼ達成」されています。実際、高等教育では女性の数が男性を上回っています。すべての教育段階で、女性の就学率も90%を超えています。

……そして、実現まであと100年

報告書は厳しい現実を示しています。世界全体でジェンダー平等の実現まで、あと99.5年かかる見通しです。米国では、その年数は151年に延びます。

世界各地で女性の政治参加が進んでいる一方、報告書は、政治分野が依然として最も成績の悪い分野であると警告しています。

世界全体で女性は過少代表となっています。Image: 世界経済フォーラム「世界ジェンダー・ギャップ報告書2020」

世界全体で、議会の議席に占める女性の割合は今もわずか25%です。閣僚レベルではさらに状況が悪く、女性が占めるのはわずか21%です。また、過去半世紀の間に、女性の国家元首が一人もいなかった国は85カ国に上ります。

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