人種やジェンダーが職場での賃金やキャリアの見通しにどう影響するかを示すサイト

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  • 世界的なキャリアサイトGlassdoorが、企業の多様性と包摂性の評価を始める。

  • Glassdoorは、企業レビューを投稿する従業員に属性情報の開示を求めている。すでにデータから、黒人の米国人は同僚より仕事への満足度が低いことが分かっている。

  • このデータからは、人種やジェンダー間で賃金やキャリアの見通しがどれほど平等かも明らかになる。

多くの企業のウェブサイトには、多様性と包摂性への取り組みを表明する文言がある。しかし、その約束を実行している企業はどれほどあるのだろうか。大手求人サイトが、企業の人種やジェンダーに関する取り組みについて従業員の見解を公開し、この問いに答えようとしている。

企業に対する匿名の従業員評価は、2008年の開設以来、Glassdoor.comの重要な機能となってきた。しかしこの世界的なキャリアサイトは今、勤務先のレビューを投稿する人々に、個人の属性情報を共有するよう求めている。

属性情報には、人種または民族、ジェンダー・アイデンティティ、親であるかどうか、障害の有無、性的指向が含まれる。これにより、将来の求職者は自分と似た人々が応募先候補の企業でどのような経験をしているかを確認できる。

このサイトは、さまざまな属性グループの従業員のフィードバックを集計する。求職者は、グループやジェンダー間で賃金水準や昇進の見通しが平等かどうかを確認できる。企業文化についてのフィードバックも、属性グループ別に分類される。

ジェンダー間の賃金格差は、依然として問題であることが明らかになっている。Image: 世界経済フォーラム

このサービスは、2020年秋に始まったばかりだが、Glassdoorによると、職場での黒人の全体的な経験が他の従業員より好ましくないことを示すのに十分なデータがすでに集まっている。満足度スコアは5点満点で平均3.3点、全ユーザーでは3.5点だった。

この分析は、米国の黒人従業員からそれぞれ少なくとも15件の評価を受けた28社のレビューに基づいている。Glassdoorによると、調査対象の28社のうち11社で、黒人従業員の仕事への満足度が低かった。

世界経済フォーラムは、多様性、公平性、包摂性に向けて何をしているのか?

新経済・社会センターは、経済と技術の変化が仕事、スキル、機会をどのように変えているかを理解するため、リーダーたちをつなぐ。

知見の共有と協働を通じて、同センターはパートナーが移行期の人々と社会を支える、包摂的な経済モデルを探求できるようにしている。

同センターの取り組みを見る

透明性の向上

属性情報の共有は任意で匿名であり、これまでに3,300社を超える企業の従業員18万7,000人がデータを提供している。

「従業員の経験を形作る複雑さについて、私たちは理解し始めたばかりです」と、GlassdoorのCEO、クリスチャン・サザーランド=ウォンは述べた。「職場の透明性が高まれば、求職者は力を発揮できる機会を見つけやすくなり、雇用主がより公平な職場や地域社会を築く助けにもなります。」

昨年発表されたGlassdoorの米国調査では、従業員と求職者の4分の3超が、企業の従業員構成における多様性は重要な要素だと答え、就職先を選ぶ際に重視すると分かった。

黒人、ヒスパニック、LGBTQ+の候補者の10人中8人が、多様性は自分にとって非常に重要だと答えた。また、黒人とヒスパニックの労働者のほぼ半数は、職場で差別を目撃した後に退職したと答えた。

同じ調査では、求職者は多様性と包摂性に関する経営陣の主張より、従業員のフィードバックを信頼する傾向が強いことも分かった。3分の2が従業員の見解を信頼すると答えた一方、企業幹部を信頼すると答えた人は5人に1人未満だった。

男女間の賃金格差を解消するには、今なお多くの国で長い道のりが残されている。Image: 世界経済フォーラム

進まぬ改善

世界経済フォーラムの『2020年版ジェンダー・ギャップ報告書』は、男女間の賃金格差がジェンダー不平等の根強い形態であり、その解消に向けた進展が停滞していると指摘した。同報告書によると、男女平等の実現には100年かかるという。

あらゆるグループが能力を最大限に発揮できるようにすることの経済的利点を示した、世界経済フォーラムの『2020年版グローバル・ソーシャル・モビリティ・レポート』は、不平等の是正によって2030年までに世界のGDPが4.4%超増加すると述べた。

また、『2020年版未来の仕事レポート』は、対策を講じなければ、職場でのテクノロジー利用の拡大と新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響が相まって、職場の不平等をさらに悪化させるだけだと警告した。

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