今週のG7会合に向けた、ジャスティン・トルドー首相の5つの優先課題

Canada's Prime Minister Justin Trudeau walks outside the Manoir Richelieu, site of the upcoming G7 leaders' summit in Quebec's Charlevoix region, before the start of an interview with Reuters in La Malbaie, Quebec, Canada, May 24, 2018. REUTERS/Chris Wattie
The G7 countries have a responsibility to lead the world in social and economic progress.Image: REUTERS/Chris Wattie
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6月8日と9日、2018年G7首脳会議のため、世界各国の皆さまをカナダにお迎えします。毎年、この会議は、その時々の喫緊の世界的課題について率直に話し合う機会となります。今年も例外ではありません。シャルルボワでの議論の指針となる5つの優先課題をご紹介します。

1. 誰もが恩恵を受けられる成長への投資。

GDPの成長を示せば、世界がかつてないほど豊かになっていることがわかります。しかし、どれほど明るい経済指標も、自分や子どもたちの将来を案じる多くの人々の間で高まる不安を捉えきれていません。

G7の首脳として、私たちには、すべての人、とりわけ取り残される危険が最も大きい人々に恩恵をもたらす経済成長を促すという根本的な責任があります。シャルルボワでは、質の高い雇用を生み、中間層を拡大し、拡大する所得格差に対処する政策に重点を置き、この課題に正面から取り組みます。

2. 未来の仕事に備える。

自動化、技術革新、世界的な自由貿易は、かつてない繁栄をもたらしました。その一方で、とりわけ労働市場に大きな変化をもたらしました。人々が仕事のあり方の変化に適応できるよう、生涯学び続ける文化を育み、今日そして明日、誰もが職場で力を発揮するために必要な技能や訓練を得られるようにしなければなりません。

3. ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを推進する。

人口と労働力の半数を女性が占めるにもかかわらず、今日もなお、女性には平等な機会が与えられていません。女性が経済に全面的かつ平等に参加できるようにすることは、正しいだけでなく、賢明な選択でもあります。過去40年間、カナダの労働力に占める女性の割合が高まったことで、同国の実質GDPの一人当たり成長のおよそ3分の1がもたらされました。

Image: カナダ政府

ジェンダー平等がカナダのG7議長国としての取り組み全般を導き、今後の先例となるよう、G7ジェンダー平等諮問評議会を設立しました。首脳会議で評議会の提言を取り上げることを楽しみにしています。また、今後の首脳たちも、ジェンダー平等をG7議長国としての取り組みの中心に据え続けると確信しています。

4. 気候変動、海洋、クリーンエネルギーに共同で取り組む。

気候変動への対処、世界の海洋の保護、そしてエネルギーの生産、輸送、利用のあり方を変えるため、今こそこれまで以上に強力で連携した行動が必要です。

世界中の人々が生計を海洋に依存しています。沿岸国や国際機関の長と協力し、海洋プラスチック汚染から、より頻繁で深刻な異常気象まで、海が直面する脅威に取り組みます。こうした課題に対処し、変化する気候に適応し、次世代以降にわたって海洋を守る方法を、力を合わせて見いださなければなりません。

5. より平和で安全な世界を築く。

G7の首脳として、安定が経済成長に不可欠であることを認識し、より平和で安全な世界を築く責任を私たちは共有しています。ルールに基づく国際秩序を守り、民主主義の原則と人権を示す灯台であり続け、今日の世界が直面する複雑化し変化し続ける安全保障上の課題に、力を合わせて取り組まなければなりません。

こうした問題を一人で解決できる人はいません。美しいシャルルボワに各国首脳をお迎えし、カナダの誇るものを紹介できることを楽しみにしています。人々を第一に考え、すべての人に進歩をもたらす未来に向けて取り組んでいきます。

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