女性と男性の平等は進んでいるのでしょうか。答えは「場合によります」。
世界のどこにいるかが大きな違いを生むことは、世界経済フォーラムの最新のグローバル・ジェンダー・ギャップ指数によると明らかです。
これは、男女間の経済的な格差に目を向けると特に当てはまります。経済的なジェンダー格差は、労働力に占める女性の割合や、男性と比べて女性がどれだけ稼いでいるかなどを測るものです。

経済的な格差は根強い
ジェンダー格差が最も早く解消されると予想される上位10か国の大半を西欧諸国が占め、アイスランドが先頭に立っています。この地域は、ジェンダー平等の実現まで全体であと25%です。経済面では、西欧の女性は今後47年以内に男性と同等の水準に達すると見込まれます。
ニカラグアが先頭に立つラテンアメリカ・カリブ海地域では、ジェンダー格差が平均であと30%残っており、女性が経済的平等に達するまでには61年かかると予想されています。
サハラ以南アフリカはジェンダー格差が32%残り、男女間の経済格差の解消にはさらに63年かかると予想されています。ただし、この地域の状況は非常に多様です。上位10か国にルワンダが入る一方、コートジボワール、マリ、チャドなど、指数で最下位に近い国も多く含まれています。
東欧・中央アジアが経済的平等に達するまでには93年、東アジア・太平洋地域では今後111年かかる見込みです。一方、中東・北アフリカ地域では365年かかると予測されています。
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1,000年待つか、後退するか
南アジアの女性たちは、はるかに長く待つことになります。この地域ではジェンダー格差全体の67%を解消したものの、世界経済フォーラムは経済的平等の実現まで1,000年以上かかると見込んでいます。
ジェンダー格差があと28%残る北米は、平等に向けて2番目に大きな進展を遂げた地域です。しかし、所得から労働参加まで男女間の経済的な格差を見ると、北米では近年、前進ではなく後退が続いています。

世界経済フォーラムは2006年から毎年、ジェンダー格差を測定しています。同フォーラムのグローバル・ジェンダー・ギャップ指数は、教育、医療、質の高い仕事、政治やビジネスにおける代表性への平等なアクセスという観点から、男女平等に向けた進展を測定します。
