ソーシャルメディア上で女性への中傷が蔓延し、女性リーダーがインターネットから、場合によっては職場からも追い立てられていると、木曜日に開かれた会議で報告された。
世界的な#MeToo運動は、セクハラ被害の体験を共有することで、女性たちが連帯の力を見いだして始まった。それから2年、女性への悪質なオンライン中傷により、公の場から退く人も出ている。
政治家であれ活動家であれ、多くの人が活動に終止符を打ち、身を引く決断の理由としてネット上の批判者を挙げている。
「ビッチだの売春婦だのと呼ばれる場所に、なぜ行かなければならないのでしょうか」。インド有数の最高裁弁護士であるカルナ・ヌンディ氏は、ロンドンで開かれたトムソン・ロイター財団の年次会議に出席した際、こう語った。
「荒らし行為は非常につらいものです。携帯電話の中にまで入り込んでくるようで、ひどく個人的で、目の前に迫ってくることもあります」とヌンディ氏は語った。同氏は何年にもわたるオンライン中傷にもかかわらず、仕事を続けている。
米大統領選の元候補者ヒラリー・クリントン氏は今週、フェイスブックからユーチューブに至るソーシャルメディアは、攻撃的な投稿や陰謀論を優遇しており、その多くが著名な女性に向けられていると述べた。
同氏の発言は、複数の女性政治家が、レイプや殺害の脅迫を含むソーシャルメディア上の中傷を理由に、英国の12月12日の総選挙に立候補しないと表明した後に出た。
文化相のニッキー・モーガン氏は辞任書簡で、政治家が「日常的に直面する」高水準の中傷に言及した。
女性のリーダーシップ向上に取り組むソーシャル・エンタープライズ、アタランタが昨年実施した国際調査では、女性議員が性差別的なコメントを受ける可能性は、男性の同僚の3倍だった。
女性を標的とするデジタル上の憎悪メールが急増するなか、ヌンディ氏は「プラットフォームは何か対策を講じなければなりません」と述べた。
ソーシャルメディア企業にはいじめを行う利用者を排除するよう圧力がかかっており、ツイッターはオンライン上のセクハラに関する規則を厳格化し、違反者への制裁も強化すると約束している。
アムネスティ・インターナショナルは昨年、多くの女性が暴力を恐れずにツイッターで自由に自己表現することはできないと述べた。
ツイッターからは、直ちにコメントを得られなかった。
中傷は、自宅住所や子どもの名前などの個人情報を暴露する「ドクシング」から、ヌード写真の投稿まで多岐にわたる。
「最も卑劣な内容を経験するのは、圧倒的に女性です」と、オーストラリア初の女性首相ジュリア・ギラード氏は、トムソン・ロイター財団に電話で語った。
ソーシャルメディアの急速な普及により、公の場で活動する女性の多くが攻撃にさらされるようになったと同氏は述べた。
テクノロジーだけが原因ではないと、作家で障害者の権利を訴えるシネイド・バーク氏は述べ、フェイスブックやツイッターのような非常に人気の高いプラットフォームに投稿する前に、よく考えるよう利用者に促した。
「そうです、プラットフォームのアルゴリズムを非難することはできます……しかし、人々が自分の行動に責任を持つことを、どうすれば理解してもらえるでしょうか」と、軟骨無形成症という低身長を引き起こす骨の成長障害があるバーク氏は語った。
バーク氏は、10代の少年が彼女の上を跳び越え、その友人が「バズらせようとして」動画を撮影し、ソーシャルメディアに投稿しようとした出来事を振り返った。
「問題はテクノロジーではなく、人です。」