世界の紙幣は1,000種類以上——女性が描かれているのは何種類?

A selection of banknotes in different currencies.
Queen Elizabeth II is the most featured woman on a banknote worldwide.Image: UNSPLASH/John McArthur
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  • このインフォグラフィックは、歴史を通じて紙幣に描かれてきた女性を可視化しています。

  • 世界で最も多く紙幣に描かれている女性は、エリザベス2世です。

  • 作家、歌手、詩人、画家など、さまざまな人物が各国の通貨に描かれています。500メキシコペソ紙幣のフリーダ・カーロもその一例です。

著名な女性たち。Image: Visual Capitalist

世界各国の紙幣に描かれた女性を可視化

スウェーデンのローン会社Advisaによる調査では、現在流通する各国の紙幣1,006種類を分析し、女性の肖像が描かれているのはわずか15%だったことが分かりました。

紙幣に描かれているのはどのような女性で、どの国の紙幣に登場するのでしょうか。

このグラフィックは、Ivett KovácsとGabrielle Meriteが制作したもので、世界各国の紙幣に描かれた女性について、主な職業や肖像が使われている紙幣の額面を示しています。

一覧:紙幣に描かれた女性

このグラフィックの作成にあたり、IvettはVoxが編纂した『Standard Catalogue of World Paper Money』のデータを使用しました。

世界で最も多く紙幣に描かれている女性は、エリザベス2世です。Image: Visual Capitalist

世界各地で紙幣に描かれているその他の女性を見るには、こちらをクリックしてください。

データセットによると、エリザベス2世は世界で最も多く紙幣に描かれている女性です。

紙幣にエリザベス2世の肖像を初めて採用した国はカナダです。1935年、カナダは20ドル紙幣に彼女を描きました。当時、英国の君主はまだ9歳の王女でした。現在、エリザベス女王は19か国のさまざまな紙幣に登場しています。ケイマン諸島では、1ドル、5ドル、25ドル、50ドル、100ドル紙幣に描かれています。

ほかにも、女王や王族の人物が紙幣に描かれています。ジョージアの50ラリ紙幣には、タマル女王の肖像があります。彼女は1184年から1213年までジョージアを治めました。また、アルバニアの100レク紙幣には、イリュリアの部族を治めた紀元前3世紀のテウタ女王が描かれています。

世界各地の紙幣には王族、とりわけエリザベス2世がよく登場しますが、ほかの立場で活躍した女性も紙幣に描かれています。

作家、歌手、詩人、画家など、さまざまな人物が各国の通貨に描かれています。たとえばスウェーデンでは、アストリッド・リンドグレーンが20クローナ紙幣に登場します。彼女は『長くつ下のピッピ』の作者です。

スウェーデンの紙幣には、さらにビルギット・ニルソン、イェニー・リンド、グレタ・ガルボの3人の女性も描かれており、紙幣に描かれる人物の男女比はちょうど50対50です。

米国紙幣に描かれた女性の歴史を簡単に振り返る

米国紙幣に女性が大きく取り上げられたのは、実質的に19世紀後半の一度だけです。ジョージ・ワシントン大統領の妻マーサ・ワシントンが、1ドル銀証券に描かれました。

1ドル銀証券に描かれたマーサ・ワシントン。Image: Visual Capitalist

米国紙幣に女性がほとんど描かれてこなかった状況は、まもなく変わるかもしれません。バイデン政権は、ハリエット・タブマンを20ドル紙幣に描く取り組みを加速させています。この計画は近年、延期されていました。当時の財務長官ジェイコブ・ルーが2016年に初めて計画を発表した際、新しいデザインは、女性に投票権を認めた憲法修正第19条の成立100周年にあたる2020年に公開される予定でした。

女性は今も十分に代表されていない

女性は今も一貫して、権力ある地位やメディアにおいて十分に代表されていないことにも留意が必要です。

女性が権威ある地位に就いていても、男性と比べて真剣に受け止められないことが、研究で示されています。

だからこそ、国際女性デーのような行事が存在します。女性の功績を祝うだけでなく、既存のジェンダーに基づく偏見に光を当て、最終的にはジェンダー不平等の解消に向けて行動を起こす日でもあります。

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