賃金格差を根本から解消するには

A bag hangs on a chair which reads 'equal pay day,-' to mark the International Womens Day during the spring parliament session in Bern March 10, 2009
A bag marks International Women's Day in the Swiss parliament in Bern, 2009Image: REUTERS/Ruben Sprich (SWITZERLAND) - BM2E53A0VFG01
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すべての人に平等を実現することは、人類が直面する最大の課題の一つです。多くの側面を持つ複雑な問題であり、その一つが同一賃金です。調査世界経済フォーラムが昨年11月に発表した調査によると、男女間の賃金格差の解消には100年かかるとされています。さらに悪いことに、格差は拡大しているようです。前年の予測では86年でした。

そのため、同一賃金の実現はまだ遠い夢のように思えるかもしれませんが、平等をめぐる幅広い議論の中で、このテーマがより目立つようになってきたことに励まされています。

特にテクノロジー業界では、自社のデータを調べ、賃金の平等を実現したと主張する企業が増えています。データを調査し、格差を解消しようとする取り組みは評価できますが、同一賃金の実現は一度対処すれば済むものではないことを忘れてはなりません。継続的に取り組むべき課題であり、特に急成長企業では、常に状況を把握する必要があります。

こうした格差を解消するのに、100年もかかるのでしょうか?Image: OECD、Statista

私が働くセールスフォースでは、同僚のレイラ・セカと私がCEOのマーク・ベニオフにこの問題を提起した2015年に、同一賃金に向けた取り組みが始まりました。彼の承認と後押しを受け、その年の後半に初めて同一賃金監査を実施したところ、従業員のおよそ6%に給与調整が必要だと分かりました。男女双方の賃金にある説明のつかない差をなくすため、約300万ドルを費やしました。

それ以来、同じ仕事には同じ賃金が支払われていることを確認し、残る賃金格差を解消するため、従業員の状況を継続的に評価することを約束しました。実際、従業員が7,000人以上増えた2016年にも、世界各地の従業員の賃金を再び評価しました。今回は、世界全体の性別による格差と、米国の人種による格差を調べた結果、さらに300万ドル分の格差を埋める必要があると分かりました。

同一賃金は一度対策すれば終わりだと考えるのは現実的ではありません。同一賃金の実現に終点はありません。

買収した企業から引き継いだ賃金格差や、採用・昇進の慣行に潜む偏見など、賃金の不均衡につながる要因は数多くあるため、定期的に見直し、対処しなければなりません。

データを評価するだけでなく、問題の根本原因を見極め、採用や報酬のプロセスを継続的に改善する方法を考えることが重要です。たとえば、面接ではどのような質問がされていますか?昇進やボーナスはどのように評価されていますか?賃金格差につながりうる慣行は、どのようなものがあり、あるいは欠けているでしょうか?

さらに重要なのは、平等を後回しにしてはならないということです。平等は会社のDNAの一部でなければならず、経営トップがその姿勢を示さなければなりません。セールスフォースで同一賃金に取り組み、継続的に評価していくと約束するにあたり、CEOの支援を得られたことを幸運に思います。

賃金の平等が実現するまで、100年も待つことはできません。行動を起こし、すべての従業員に公正な報酬が支払われるようにする責任は、すべての企業リーダーにあります。

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