新たな報告書によると、エネルギー効率化関連の仕事に従事する米国人は現在225万人に上ります。これは米国のバーやレストランの接客スタッフに匹敵する労働力で、法執行機関で働く人のほぼ2倍です。
この雇用報告書は、環境と経済の両面で賢明な政策を推進する、全国規模の超党派団体E2によるものです。E2は『2018年米国エネルギー・雇用報告書』(USEER)を調査し、エネルギー効率化分野で目覚ましい伸びを確認。その主な成果をまとめた独自の報告書を作成しました。
エネルギー効率化は、職種の分類として分かりにくいこともありますが、多くの労働者が該当します。LEED認証プロジェクトに携わる建設作業員、エネルギー監査員、空調・暖房・換気(HVAC)設備の請負業者、Energy Star認証機器の製造に携わる人々などが含まれます。基本的には、既存の建物を改修する場合も、一から新しい建物を建てる場合も、エネルギー使用量の削減に取り組む人は誰でも該当します。
2017年のデータが示すように、エネルギー効率化は現在、エネルギー産業で最も急速に成長している雇用分野です。米国では、化石燃料関連の全分野を合わせた数の2倍の労働者を雇用しており、前年のエネルギー産業全体の雇用増加の半分を占めました。

こうした仕事が特に多いのは、エネルギー効率化関連の雇用が全米で最も多いカリフォルニア州です。同州の同分野の雇用者数は310,433人で、その大半はHVAC(183,278人)です。ほかに、高効率照明(69,011人)、先進建材・断熱材(18,677人)、そしてエネルギー監査、建物認証、ソフトウェアサービスなどを含む「その他」(39,468人)があります。
カリフォルニア州に次いでエネルギー効率化関連の雇用者数が多いのはテキサス州で、154,565人です。ニューヨーク州、フロリダ州、イリノイ州が上位5州を占め、それぞれ117,339人、112,620人、86,916人です。
こうした仕事がそれほど多くない地域にも、雇用は存在します。報告書によると、米国の全郡の99.7%で現在、エネルギー効率化関連の仕事があります。この分野は、米国の3,007郡のうち約3,000郡で人々を雇用しています。
ほかにも興味深い数字があります。エネルギー効率化関連の仕事の11%を退役軍人が占めており、労働力全体に占める退役軍人の全国平均6%を上回っています。また、エネルギー効率化分野の従業員のほぼ60%が建設業に従事し、その数は127万人に上ります。
エネルギー効率化関連企業は、今後数年間でこうした数字がさらに伸びると見込んでいます。現在、2018年のエネルギー効率化関連の雇用が9%増加すると予測しており、この数字が正しければ、次回のUSEER報告書に反映されるでしょう。


