世界の石炭火力発電所の設備容量、世界的な公約にもかかわらず増加

Coal plant capacities are rising globally despite net zero pledges.
Coal plant capacities are rising globally despite net zero pledges.Image: Unsplash/ Sam LaRussa
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  • 世界が新型コロナウイルス感染症のパンデミックから回復するなか、昨年、石炭を燃料とする発電所の世界の設備容量は約1%増加した。

  • Global Energy Monitor(GEM)の報告書によると、世界の石炭火力発電所の設備容量は18.2ギガワット(GW)増加し、約2,100 GWとなった。増加率は0.87%だった。

  • 昨年、設備容量が増加した一方、2021年に建設中だった世界の石炭火力発電所の設備容量は、2020年の525 GWから457 GWへと13%減少した。

燃焼時に最も多くの二酸化炭素を排出する化石燃料である石炭を使う発電所の世界の設備容量は、昨年、世界が新型コロナウイルス感染症のパンデミックから回復するなか、約1%増加した。米国の環境団体による調査報告書が明らかにした。

Global Energy Monitor(GEM)の報告書によると、世界の石炭火力発電所の設備容量は18.2ギガワット増え、約2,100 GWとなり、増加率は約0.87%だった。科学者や活動家は、太陽光や風力などのよりクリーンなエネルギー源へ、場合によっては原子力へと、世界が石炭から移行するよう求めている。

急増する石炭火力発電所の設備容量

「増加幅は小さい」と、GEMの調査アナリスト、フローラ・シャンプノワ氏は設備容量の増加について述べた。「しかし、世界が必要としているのは設備容量の大幅な削減であり、増加ではない時期に起きている」

報告書によると、昨年、中国で新設された石炭火力発電所の設備容量は約25.2 GWに上り、世界最大の気候汚染国である中国での増加は、世界の他地域で閉鎖された石炭火力発電所の設備容量25.6 GWをほぼ相殺した。中国は温室効果ガス排出量を「2030年より前に」ピークにし、2060年までにカーボンニュートラルを達成すると公約している。

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻以降、電力供給の混乱や地政学的な不確実性が続くなか、中国は最近、エネルギー安全保障を重視するようになった。ドイツなどの国々も、ロシア産天然ガスに代えて石炭の利用を増やすことを再検討している。続きを読む

二酸化炭素排出量が世界で2番目に多い米国は、昨年11月の国連気候変動会議で約40カ国とともに、2022年末までに大半の化石燃料プロジェクトへの国際的な資金提供を終了すると公約した。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてエネルギー市場が逼迫するなか、バイデン政権は公約の適用除外を求める声を近く検討する可能性があると、米政府高官が今月述べた。続きを読む

報告書によると、昨年、設備容量が増加した一方、2021年に建設中だった世界の石炭火力発電所の設備容量は、2020年の525 GWから457 GWへと13%減少した。

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