中国と米国のわずか2か国で、世界のCO2排出量の40%超を占めています。
CO2濃度が上昇し続けるなか、世界の排出量の主要な発生源を把握することは、かつてないほど重要になっています。産業革命以前、大気中のCO2濃度は約280 ppmでした。2013年までに、その濃度は初めて400 ppmを超えました。
2019年6月3日時点で、414.40 ppmでした。

世界のCO2排出量上位15か国の間には、大きな差があります。中国の排出量は2位の米国のほぼ2倍で、米国の排出量も3位のインドの2倍を超えています。
世界経済フォーラムは、クリーンエネルギーへの移行をどのように促進しているのでしょうか?
エネルギー・素材センターは、エネルギー、素材、産業システムを変革する複雑な移行を理解するため、リーダーたちをつなぎます。また、エネルギー安全保障、手頃な価格での供給、持続可能性がどのように交差するかを探る場を提供します。
バリューチェーンや地域を越えた協働を通じて、同センターは共通の道筋を築き、パートナーが安全で低炭素かつ公平な移行に向けた実践的な解決策で足並みをそろえられるよう支援します。
上位15か国を合わせると、CO2排出量の72%を占めます。残る180か国の排出量は、世界全体のほぼ28%で、中国単独の排出量に近い水準です。
もちろん、国別に排出量を集計するのは、問題を評価し、対策を考える方法の一つにすぎません。1人当たりの数値を見ると、別の実態が浮かび上がります。

このランキングでは、中国は上位20位にも入りません。1人当たり排出量の1位はカタールで、上位4か国のうち3か国を湾岸諸国が占めます。米国は8位で、7位のオーストラリアに次いでいます。
国全体の排出量ではなく1人当たりの数値を見ることで、気候危機の現実を一人ひとりに身近なものとして捉えやすくなるかもしれません。たとえば、汚染の少ない交通手段を選んでも、中国や米国の膨大なCO2排出量と比べれば意味がないと感じる人もいるでしょう。
しかし、人口規模によって順位がどう変わるか、また自国がどこに位置するかを知れば、自分の行動と、その行動によって実現に貢献できる結果とのつながりを意識するきっかけになるかもしれません。


