誰と最も多くの時間を過ごしていますか?その変化をグラフで見る

A number of people are standing next to each other on the beach, at sunset.
Americans spend much of their time with partners, children and, unsurprisingly, co-workers.Image: Unsplash/Tyler Nix
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  • 人生を歩むなかで、最も多くの時間を共に過ごす相手は変わっていきます。

  • 若い頃、とりわけ10代の頃は、友人や親、きょうだい、親戚と多くの時間を過ごします。

  • 40代以降、一人で過ごす時間は着実に増えていきます。

人生を通じて、家族や友人、同僚、パートナーなど、さまざまな人と個人的な関係を築きます。こうした関係は、誰にとっても非常に大切なものであり、時間とともに変化します。年齢を重ねるなかで新たな関係を築く一方、別の関係は形を変えたり薄れたりし、人生の終わりに近づく頃には、多くの人が一人で過ごす時間を長く持つようになります。

人生全体を大きく捉えると、私たちは実際には誰と時間を過ごしているのでしょうか。

思春期から老年期まで、私たちは誰と時間を過ごしているのでしょうか。

人生を通じて社会的なつながりがどう変化するかを理解するには、人々が他者と過ごす時間の長さに関する調査データと、その時間を誰と過ごしているかに関するデータを見ることができます。

このグラフは、米国の人々が年齢別に、他者と一緒に過ごすと報告した時間を示しています。データは時間の使い方に関する調査に基づいています。調査では、丸一日に行ったすべての活動と、それぞれの活動に誰が同席していたかを回答者に挙げてもらいます。現時点で、これほど細かなデータが得られるのは米国だけです。時間の使い方に関する調査は多くの国で実施されていますが、米国時間使用調査の特徴は、各活動の際に同席していた人を全員挙げるよう回答者に求めていることです。

このグラフの数値は、米国社会の各年齢層を横断した平均値に基づいています。人々への聞き取りは一度だけですが、10年分の調査をまとめ、年齢の異なる回答者が他者と過ごすと報告した時間の平均を算出しました。1

人生の過程で、誰と時間を過ごすかは大きく変わる

若い頃、とりわけ10代の頃は、友人や親、きょうだい、親戚と多くの時間を過ごします。20代になると、友人やきょうだい、親と過ごす時間は急速に減り始めます。その代わり、パートナーや子どもと過ごす時間が増えていきます。(このグラフは米国人全体の平均を示しています。子どもがいる人に限れば、子どもと過ごす時間はさらに長くなります。子どものいない人が平均を引き下げているためです。)

グラフが示すように、この傾向は30代、40代、50代を通じて続きます。この時期、米国人は多くの時間をパートナーや子ども、そして当然ながら同僚と過ごします。

60歳以上では、同僚と過ごす時間が大幅に減少します。米国では多くの人が60代半ばに退職を迎えることを考えれば、自然なことです。この時間の一部は、パートナーと過ごす時間の増加によって置き換えられていることが分かります。

交流の多様性という点では、交流する相手の数は40歳前後で最も多く、その後大きく変化することがこのグラフからうかがえます。そして、おそらく最も目を引く傾向は、40歳を超えると一人で過ごす時間が増えていくことです。

高齢者は一人で過ごす時間が長い

高齢者が一人で過ごす時間は長く、その理由も理解できます。年齢とともに健康状態が悪化し、親族や友人を失うことが多いため、一人で過ごす時間が増えるのです。

実際、60歳を超える人の多くは一人暮らしです。このグラフがはっきり示すように、一人暮らしは高齢者に特に多く見られます。現在、89歳を超える米国人の10人にほぼ4人が一人暮らしです。

もう一つ興味深い点は、すべての年齢層で一人暮らしをする人の割合が長期的に増えていることです。これは世界的に広がる傾向の一部です。世界各国における「一人暮らしの増加」について詳しく知りたい方は、関連する別の記事でこの傾向を詳しく解説しています。

高齢者は一人で過ごす時間が長いが、必ずしも孤独を感じているわけではない

データによると、年齢を重ねるにつれて、一人で過ごす時間は増える傾向にあります。さらに、現在の高齢者は、過去の高齢者よりも一人で過ごす時間が長いこともデータから分かります。

そのため、高齢者はより孤独を感じているのではないかと思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

一人で時間を過ごすことと、孤独を感じることは同じではありません。この点は研究者の間で広く認識されており、複数の国で実証的にも確認されています。住居形態や時間の使い方、孤独感について尋ねる調査によると、一人でいること自体は、孤独感を予測する有効な指標ではありません。証拠の概要はこちらの記事でご覧いただけます。

では、孤独感についてはどうでしょうか。本人が申告した孤独感に注目すると、米国では長期的に増加傾向にあることを示す証拠はほとんどありません。さらに重要なのは、年齢を重ねるにつれて孤独感が上昇し続けるわけではないということです。実際、同じ人々を長期にわたり追跡した調査に基づく最近の研究では、分析対象者の最年少年齢である50歳以降、孤独感はおよそ75歳まで低下する傾向があり、その後再び上昇し始めることが分かりました。

証拠を総合すると、老いを悲観すべきだということではなく、社会的なつながりは複雑であると認識すべきだということです。私たちは他者と過ごす時間の長さを社会的な幸福度の指標と見なしがちですが、他者と過ごす時間の質や、私たち自身の期待のほうが、つながりや孤独感に対する感じ方により大きく影響します。

年齢による傾向の解釈に関する注記

米国の人々が他者と一緒に過ごすと報告した時間を示すこのグラフでは、社会の一時点における断面を見ていることに留意する必要があります。つまり、ここには二つの基礎的な傾向が反映されています。

一方では、加齢が社会的なつながりに及ぼす影響、つまり人生の段階に応じて異なる人々と関わり、時間の配分を変える様子が見られます。同時に、出生コホートの傾向の影響も見られます。過去の人々と比べると、現在の米国の高齢世代はより健康で、より裕福であり、期待や好み、機会も異なる可能性があります。

この二つの影響を切り分けるのは難しいため、観察される年齢による差の少なくとも一部は、ライフサイクルの傾向ではなく、コホートの変化によって部分的に説明できる可能性があることを念頭に置く必要があります。

そのため、横断的なデータだけでなく、同じ人々を長期にわたって追跡する調査にも依拠することが重要です。

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