車への愛着が薄れる:自動車保有台数が最も大きく減少した都市

Cars queue during traffic jam on the city highway A100 at rush hour in Berlin February 27, 2015. Picture taken February 27. REUTERS/Fabrizio Bensch (GERMANY - Tags: TRANSPORT) - RTR4RIP9
Image: REUTERS/Fabrizio Bensch
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専門家は長年、自動車を所有する時代の終わりを予測してきました。都市住民の大半が公共交通機関や自転車を利用したり、スマートフォンでカーシェアリングを予約したりして移動する未来を思い描いています(おそらく自動運転の電気自動車でしょう)。

しかし、先進国の一部の都市では、すでに自動車の利用が減少しています。

自動車の保有台数が伸び悩んでいるのはどこでしょうか?

ユーロモニター・インターナショナルの「主要都市観光地ランキング」には、2010年から2015年にかけて自動車の保有台数が最も大きく減少した都市を取り上げた項目があります。

報告書によると、最も大きく減少したのはボストンで、5年間に自動車の台数が約9%減りました。次いで大阪が約7%、ローマが約6%でした。

Image: ユーロモニター・インターナショナル

なぜ起きているのでしょうか?

ユーロモニターの報告書によると、これらの都市で自動車利用が減っている一因は、人々が郊外ではなく都心に住むことを選び、徒歩や自転車で通勤するようになったことです。

また、カーシェアリングやUber、Lyftなどの配車サービスといった、車を所有しない選択肢の人気が高まっているとも指摘しています。

同時に、米国、英国、オーストラリアなどの国々では、運転免許を取得する人の数が減少しています。

変化を後押ししているのは、都市当局でもあります。スマートフォンと連携するソリューションの導入により、従来の都市交通システムが近代化されています。たとえば、最寄りのバス停に次のバスがいつ到着するかを知らせるアプリなどです。

こうした傾向がある一方で、下のグラフが示すように、先進国の一部の都市では依然として交通渋滞や大気汚染が深刻です。乗用車の台数が2010年から2015年にかけて6%減少したローマは、2015年にヨーロッパで5番目に渋滞が深刻な都市に認定されたと、トムトムの報告書は伝えています。

Image: ユーロモニター・インターナショナル、トムトム提供

報告書によると、当局は渋滞や大気汚染への対策として、革新的な都市計画や代替交通手段に取り組んでいます。

たとえばマイアミやボストンでは、徒歩や公共交通機関で最もアクセスしやすい場所に、レストラン、店舗、娯楽施設が増えています。

多くの都市は、自転車利用がもたらす社会、健康、経済、環境面での恩恵にも気づき、それを支えるインフラに投資してきました。

自転車が道路を席巻する都市

2015年、世界で最も自転車に優しい都市であるコペンハーゲンは、初めて、毎日都心に入る自転車の台数が自動車の台数を上回ったと発表しました。同年、毎日252,600台の自動車と265,700台の自転車が市内に入っていました。

Image: コペンハーゲナイズ・インデックス、2015年
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