現代の暮らしを形づくってきた、テクノロジーの「初めて」

A pair Tesla Roadsters is shown at Tesla Motors in San Carlos, California June 30, 2008. California Governor Arnold Schwarzenegger joined with Tesla Motors representatives to announce Tesla's decision to locate its new manufacturing plant for the second-generation, zero emission Tesla Roadster, in California. REUTERS/Robert Galbraith (UNITED STATES) - GF2E46U1LH401
Tesla delivered its first production electric vehicle, the Roadster, in February 2008.Image: REUTERS/Robert Galbraith
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「何事にも初めてがある」とよく言います。メールにファイルを添付することは、ずっと昔から行われてきたように感じるかもしれませんが、実は最初の添付メールが送られたのは20年も前のことではありません。かつて誰もが使っていた愛されるチャットインターフェース、AOLインスタントメッセージは、後にAOLの幹部となる人物が妻に「怖がらないで……僕だよ」とメッセージを送った1993年に始まりました。

Quartzは、私たちが知る現代の暮らしへの道を開いた、こうしたテクノロジーの「初めて」をほかにも掘り起こしました。初めての携帯電話通話、初めてのウェブサイト、初めてのツイート。どうぞお楽しみください。

1971年: コンピューター科学者のレイ・トムリンソンが初めてメールを送り、メールアドレスでユーザー名とホスト名を 区切るために@記号を選びました。2016年3月に亡くなったトムリンソンは、最初のメールの内容を覚えておらず、「QWERTYUIOPのようなものだった」と話しています。

1973年4月3日:モトローラ社員のマーティン・クーパーが、初めての携帯電話通話を行います。会話の内容を正確には覚えていませんが、こう話しています。「電話の音がそちらでよく聞こえるか確かめたくて電話しているんだ」とか、そんなことを言ったそうです。

1985年3月15日:Symbolics Computer Corporationが、インターネット上で初めてのドメイン名symbolics.comを登録しました。現在、このウェブサイトはカリフォルニア州アーバインの小規模な投資家グループが所有し、ドメイン登録統計の追跡に使われています。

1992年3月11日:Bell Communications Researchの職員ネイサニエル・ボレンスタインが、初めてのメール添付ファイルとして、自身が参加していた職員理髪店カルテット「The Telephone Chords」の写真を、メール規格を扱うインターネット技術特別調査委員会(IETF)のメーリングリストに送信しました。ボレンスタインは、メール添付を可能にするMultipurpose Internet Mail Extensions(MIME)規格の共同考案者として知られています。

1992年11月:文字どおりウェブサイトの概念を説明するウェブサイトである、初めてのウェブサイトが公開されました。欧州原子核研究機構(CERN)の研究者、ティム・バーナーズ=リーが作成しました。

1993年1月6日:後にAOL幹部となるテッド・レオンシスが、妻に初めてのAOLインスタントメッセージを送ります。「怖がらないで……僕だよ。愛しているし、会いたいよ」。妻は「わあ……すごく面白い!」と返しました。

1995年4月3日:カリフォルニア州を拠点とするソフトウェアエンジニア、ジョン・ウェインライトが、Amazonで販売された最初の本『Fluid Concepts and Creative Analogies: Computer Models of the Fundamental Mechanisms of Thought』を27.95ドルで購入しました。現在、Amazonのシアトル・キャンパスには、彼の名を冠した建物があります。

1995年9月:ピエール・オミダイアが、自身のウェブサイトAuctionWebで壊れたレーザーポインターを出品しました。壊れたレーザーポインターの収集家が14.83ドルで購入し、後にeBayとなるウェブサイトの始まりとなりました。

1997年6月11日:起業家のフィリップ・カーンは、待っていられませんでした。生まれたばかりの子どものことを世間に知らせるため、妻がサンタクルーズの産院で陣痛中にカメラ付き携帯電話を発明しました。ノートパソコンと数行のコードを使って、デジタルカメラをモトローラの折りたたみ式携帯電話StarTACに接続したのです。コダックとポラロイドにこのアイデアを持ちかけると、電話は音声以外に使えないと思い込んでいた両社は、あざ笑いました。

1999年:栗田穣崇は、携帯電話での表示を想定した12×12ピクセルの画像として、モバイル向けメディアの先駆けとなる絵文字をデザインしました。最初のコレクションには、わずか6色を使った絵文字が176種類含まれていました。

2000年11月3日:あるインターネット愛好家がGoDaddyで最初のドメインを登録し、後に同社の従業員となりました。

2003年4月:エストニア人の開発者が「Tere, kas sa kuuled mind?(こんにちは、聞こえますか?)」と尋ねます。Skypeで話された最初の一文です。

2003年5月7日:LinkedInがサービスを開始し、共同創業者ジャン=リュック・ヴァイヤンのプロフィールが、キャリア形成のためのソーシャルネットワークで最も古いものとなりました。

2004年2月4日:ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグがTheFacebook.comを立ち上げ、自分のプロフィール番号を4番にしました。(プロフィール1~3はテスト用だったと推測されています。)

2005年4月23日:共同創業者のジャウド・カリムが、初めての動画「Me at the zoo」をYouTubeに投稿しました。2頭のゾウの前で撮影されたこの動画は、現在4,000万回以上再生されています。

2005年6月23日:共同創業者のアレクシス・オハニアンが、ユーザー名「kn0thing」でRedditに最初のリンクを投稿しました。それから12年間、彼は同じユーザー名で投稿を続けています。

2006年3月21日:Twitterの共同創業者で現CEOのジャック・ドーシーは、自分が何をしているかを世界に伝えてサービスを始動させました。つまり、twttrアカウントを設定しているところでした。

2007年1月9日:トレードマークの黒いタートルネックを着たスティーブ・ジョブズが、初代iPhoneを発表しました。サンフランシスコで開催されたMacworldカンファレンスのステージ上でのことです。

2007年10月:インド人のデザイン学生アモル・サーヴェが、初めて宿泊する人としてAirbnbを利用しました。サンフランシスコで、Airbnb共同創業者のブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアが用意したエアベッドに宿泊しました。

2008年2月:Teslaが、初納車となる量産型電気自動車Roadsterを、当時の本社があったカリフォルニア州サンカルロスに届けました。

2008年3月1日:Grubhubで初めて注文が入りました。シカゴで午前1時にPete’s Pizzaが注文され、料金は22.71ドルでした。

2009年7月20日:Venmoのエンジニア、ハリッシュ・ヴェンカテサンが、タイ料理店で食事をした後、創業者のアンドリュー・コルティナに「昼食代」として10ドルを支払いました。支払いを確認するSMS通知が2人に届きました。

2010年5月17日:ソフトウェア開発者のラズロ・ハニェツが、初の商取引となるビットコイン決済を行いました。フロリダ州のPapa John’sから大きなピザ2枚を届けてもらうため、10,000ビットコインを支払ったのです。当時約30ドル相当だったコインは、現在なら4,000万ドルの価値があります。

2010年5月31日:Uberがサンフランシスコでサービスを開始し、最初期の乗車の一つを完了しました。午後8時ごろ、ドッグパッチ地区からノースビーチ地区まで、10分間、5マイルの移動でした。

2010年7月16日:InstagramのCEO兼創業者ケビン・シストロムが、後に続く何百万もの投稿と変わらない内容でソーシャルメディア・プラットフォームを始動させました。投稿されたのは、かわいい犬の写真でした。

2012年8月3日:ロサンゼルスを拠点とするTinderチームが、アプリの正式ローンチ前にテスト用のマッチングを行いました。

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