打ち上げ企業のSpaceXは月曜日、NASAの宇宙飛行士向けに開発中の宇宙船と、まだ飛行実績のない大型ロケットを使い、料金を支払う乗客2人を来年、月周回の観光旅行に送り出す計画だと発表した。
国際宇宙ステーションの軌道を越える、民間資金による初の観光飛行の打ち上げは、暫定的に2018年後半を目標としていると、Space Exploration Technologiesの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は電話会議で記者団に語った。
マスク氏は顧客の身元や、1週間のミッションに参加するために支払う金額を明かさず、「ハリウッドの人間ではない」とだけ述べた。
また、互いに知り合いだという宇宙旅行の候補者2人は「相当な」手付金を支払い、「ミッションに出発する前に徹底的な訓練を受ける」と述べた。
「こうした旅行には年に1、2件の市場があると思う」と同氏は述べ、SpaceXが請求する宇宙旅行の料金が、最終的には同社の売上高の10~20%を占める可能性があるとの見方を示した。
計画では、SpaceXの2人乗り月探査飛行は、地球から約30万~40万マイル(48万~64万km)飛行して月を通過し、その後、地球の重力で宇宙船が大気圏に引き戻され、パラシュートで着陸する。
この飛行経路は、月の向こうまで飛行して戻ってきたNASAの1968年のアポロ8号ミッションに似たものになる。
マスク氏はまた、NASAが月フライバイ・ミッションの順番で最優先を望むと決めた場合、米国の宇宙機関が優先されると述べた。


