近い将来、日常生活の一部となるかもしれない5つのロボット

A robot and a human shaking hands.
Recent advances in artificial intelligence (AI) are leading to the emergence of a new class of robot.Image: Quartz
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  • 人工知能(AI)の近年の進歩により、新たな種類のロボットが登場しつつある。

  • UCバークレー・ロボット学習研究所の創設者、ピーター・アビールによると、今後5年で、家庭や職場は円滑に機能するためにロボットの役割に依存するようになる。

  • ここでは、際立った例をいくつか紹介する。

人々からよく尋ねられるのは、社会を破壊するような、非人道的で冷酷なシステムの現実的な可能性についてだ。たとえばHAL 9000やターミネーターのような存在である。

ベルギーで育ち、ハリウッドとは縁遠かった私が最初に抱いたロボットの印象は、それほど暴力的なものではなかった。振り返ってみると、ロボットに対する幼い頃の前向きな親近感が、日々の暮らしをより楽しくする機械を作りたいという意欲につながったのだろう。人間とともに働き、日常の単調な作業をこなすロボットがいる世界を、私は実現したいと思っていた。

それから長い年月が経ち、米国に移住し、アンドリュー・ンの指導のもとで博士号を取得し、バークレー・ロボット学習研究所を立ち上げ、Covariantを共同創業した今、ロボットは、子どもの頃に期待したような味方や頼れる仲間になれるほど高度になりつつあると確信している。

人工知能(AI)の近年の進歩により、新たな種類のロボットが登場しつつある。事前にプログラムされた動作を実行する従来型のボットを超え、周囲を見て、学び、考え、状況に反応できるロボットだ。

日々の暮らしで私たちがロボットを目にしたり、直接やり取りしたりする機会はまだないかもしれない。しかし今後5年のうちに、家庭や職場が円滑に機能するうえでロボットの役割に依存する日が来るだろう。以下に挙げるのは、私がThe Robot Brains Podcastに招いたゲストたちにまつわる、際立った例の数々だ。

この14歳の少年は、遠隔操作可能なロボットハンドを発明した。
この14歳の少年は、遠隔操作可能なロボットハンドを発明した。
01:30

きわめて遠隔地へ医療物資を届けるロボット

アフリカや南米で数か月にわたり、医療関係者や災害救援に携わる人々と話をするなかで、キーナン・ワイロベックは、AIを活用したドローン技術が良い影響をもたらす可能性を見いだした。彼はZiplineを立ち上げ、重要かつ危険を伴う配送を担うドローンを提供している。現在、1日に1トンの物資を配送する同社は、ロボットを使って必要不可欠な配送を実現し、支援を必要とする地域社会を助けている(米国の一部地域でも配送を行っている)。

特別配送。Image: Quartz

リサイクルを自動化するロボット

リサイクルは、地球環境をより健全に保つためにできる最も重要な活動の一つだ。しかし、その規模は膨大だ。私たち人間は一人あたり1日に約5ポンドのごみを出し、人口は78億人にのぼる。真の課題は二次選別にある。これは、簡単に選別できる素材を取り除いた後に行う分別工程だ。マタニヤ・ホロウィッツは、AMP Roboticsが世界各地の施設を支援し、従来は埋め立て処分されていた、数十億ドル相当の価値を持つ素材を回収して再利用する方法について、私に説明してくれた。

選り分ける。Image: Quartz

危険で反復的な倉庫作業を担うロボット

ABBのマルク・セグラは、1988年に創業したロボティクス企業の一員として、世界各地の倉庫でロボットが担う仕事について、実例を紹介してくれた。そうした仕事は、事故の発生率が高かったり、人間に長期的な健康被害をもたらしたりする。片腕だけで1トンの車を持ち上げられるロボットや、人間が行うと長期的な視力障害につながる恐れのある繊細なコンピューターチップの製造を担うロボットなど、人間には適さない作業をこなす機械は幅広く存在する。

私と同じことができますか?Image: Quartz

第一線で働く看護師を支えるロボット

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が医療従事者の過重労働に注目を集めるよりずっと前から、アンドレア・トーマスは、Diligent Robotsの一員としてこの問題に気づいていた。彼女は、看護師を支援するロボット「Moxi」を設計するきっかけについて私に話してくれた。現在、ダラスの病院で導入されているこのロボットは、患者と接する必要のない作業を臨床スタッフに代わって担う。物品の補充といった単調な用事が自動化されたことで、ストレスが軽減したと看護師たちは報告している。Moxiは患者の日々にちょっとした楽しさも添えている。

お任せください。Image: Quartz

屋内農場を運営するロボット

農場で収穫物を摘み取り、選別する作業は、最も時間に追われ、手間もかかる。うまく行えるかどうかで、作物の収益は大きく変わる。私は、AppHarvestのジョシュ・レッシングと話す機会を得た。彼は、あらゆる種類の農産物の収穫方法を学習した、世界初の「作物横断型」AI、Virgoを開発した。Virgoは、形状、密度、生育状況が大きく異なる作物にも対応できる。ある日はトマトを収穫し、翌日はキュウリ、その次はイチゴを収穫できる。Virgoは現在、ケンタッキー州のAppHarvest温室で稼働し、遺伝子組み換えでなく、化学物質を使わない農産物の栽培を支えている。

ロボットの時代はすでに始まっている

ソフトウェアによって動く同僚と協力することは、もはや未来の話ではない。今まさに起きていることだ。すでにいくつかの例を目にした人もいるだろう。これからの10年間で、その数はさらに増える。

ピーター・アビールは、バークレー・ロボット学習研究所の所長であり、AIロボティクス企業Covariantの共同創業者だ。彼のポッドキャストをお好きな配信サービスで購読しよう。

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