昨日の自分の気持ちを思い返してみてください。よく休めていましたか。敬意をもって接してもらえましたか。笑顔になったり、声を上げて笑ったりしましたか。何か興味深いことを学んだり、したりしましたか。
感情を測るのは簡単ではありません。とりわけ、国々の感情の状態を把握しようとする場合はなおさらです。
こうした質問を通じて世界の人々の気持ちを把握するため、ギャラップ世界感情調査は2017年、145カ国の市民を対象に、電話および対面で15万4,000件を超えるインタビューを実施しました。
2017年は全体として、10年以上の間で最も悲観的な年となりました。否定的な感情の水準は、ギャラップが調査を開始して以来、最も高くなりました。
しかし、否定的な感情が増えるなかでも、回答者の70%は肯定的な感情を経験したと報告しました。インタビュー前日に、よく休めたこと、敬意をもって接してもらったこと、たくさん笑顔になったり笑ったりしたことなどが含まれます。
そして、パラグアイの人々は誰よりも多く、肯定的な経験をしていました。
明るい側面
2015年と2016年にも首位だったパラグアイは、ラテンアメリカ諸国の人々が多くの肯定的な感情を報告するという、より広い傾向を反映しています。
上位10カ国のうち7カ国、さらに上位4カ国すべてをラテンアメリカ諸国が占め、ランキングを席巻しました。ただし、ギャラップが指摘するように、これはラテンアメリカにおいて人生の明るい面を見る文化的傾向があるためかもしれません。
一方、肯定的な経験の割合が最も低かった国々は、いずれも内戦または外部との紛争の影響を受けていました。
アフガニスタンは48点で最下位となり、イエメンの49点をわずかに下回りました。これらの国では、年次調査で記録された肯定的な感情のスコアが、10年以上の間で最も低くなりました。
否定的な状態
紛争は、調査の「否定的経験指数」にも大きな影響を与えました。ギャラップは回答者に、調査前日に身体的な痛み、不安、悲しみ、ストレス、怒りを経験したかどうかを尋ねました。
「はい」と答えた人の割合が最も高かったのは中央アフリカ共和国でした。同国では民兵組織間の戦闘が再燃し、数万人が住む場所を追われています。
中央アフリカ共和国の回答者の4分の3(75%)は、インタビュー前日に身体的な痛みを経験したと答えました。他の10カ国(その大半はサハラ以南のアフリカ)でも、市民の過半数が前日に身体的な痛みを経験したと報告しました。
最も否定的な国々の一部は、何年にもわたり指数の上位にとどまっています。現在2位のイラクは、過去4年間は1位でした。また、南スーダン、チャド、シエラレオネ、リベリアも、以前に上位10カ国に入っています。
高まる感情
最も感情的な国と最も感情的でない国を明らかにするため、ギャラップは肯定的・否定的経験指数の質問に対する「はい」の回答を平均しました。
ここでも中央アフリカ共和国が首位となり、次いでペルー、シエラレオネが続きました。この3カ国では、人口の平均で約60%が肯定的または否定的な感情を経験したと報告しました。
これに対し、最も感情的でない国とされたイエメン、ベラルーシ、アゼルバイジャンでは、調査前日に肯定的または否定的な感情を経験したと答えた人は、平均で40%でした。


