この定期的なまとめでは、メタバースの発展に関する最新ニュースや情報をお届けします。
以下では、この新興技術が、私たちの働き方や買い物の仕方、余暇の過ごし方をどのように変える可能性があるのかについて、洞察や見解を紹介します。
1. Meta、メタバース環境の構築を簡素化する音声操作AIボットを試験
メタバースの実現には、これまでにない規模で仮想現実空間を構築する必要があります。Facebookの親会社であるMeta Platformsは最近、音声コマンドだけで仮想空間に要素を追加できる新しいAIボットを披露しました。Metaは、メタバースの構築にはコンピューティングの革命が必要だと述べています。仮想空間の構築プロセスを簡素化すれば、Metaなどが創造を目指す仮想世界の開発が加速するはずです。以下でMetaによるボットのデモをご覧いただけます。
2. Accenture:経営幹部の71%が、メタバースはビジネスにプラスになると考える
世界的なコンサルティング大手Accentureは、メタバースが企業の事業運営や顧客との交流のあり方をどう変えると見ているかを、画期的な報告書で示しました。
この報告書「Technology Vision 2022 - Meet Me in the Metaverse」は、新たなVRおよびAR体験が、企業の提供する製品やサービス、それらの製造・流通方法、そして組織の運営方法を変革すると述べています。
3. HSBC、デジタル展開の一環として仮想土地を購入
HSBCは、仮想不動産の区画を購入します。購入額は非公表で、オンラインゲーム空間「The Sandbox」内にあるこの土地は、同行にとってメタバースへの初の本格進出となります。同時に同行は英国の支店網を縮小しています。
このデジタル展開により、HSBCは、香港を拠点とするAnimoca Brandsが過半数を所有する仮想空間The Sandbox内の土地を通じて、スポーツ、eスポーツ、ゲームのファンと交流できるようになります。同行が仮想世界へ進出する一方、英国を拠点とする同行は現実世界での拠点を縮小しています。顧客のオンライン移行を受け、3月22日には英国でさらに69支店を閉鎖すると発表しました。
HSBCは、世界的な銀行としては2行目となる、人気のメタバース・プラットフォームへの投資を行います。JPMorganは先月、ブロックチェーン基盤のDecentralandに拠点を設けました。同行は仮想モール内にラウンジ空間を開設し、最高経営責任者Jamie Dimonのデジタル肖像を展示しました。これに先立つ2月には、「メタバースにおける機会」に関する報告書を発表しています。
HSBCは、仮想世界で「新規顧客と既存顧客に革新的なブランド体験を創出」できることを期待していると述べました。
4. 仮想世界で実際の痛みを感じられれば、メタバースのリアリティが高まる
メタバースをめぐる初期の議論の多くは、高級不動産、高価格帯の仮想ショッピング、没入型イベントに関するものでした。今、日本のスタートアップ企業が、ユーザーが痛みを感じることも可能にするなど、メタバースを触覚で体験できるものにしようとしています。
「Financial Times」の記事は、仮想オブジェクトの存在感や重さをメタバースのユーザーが感じられる装置を開発したH2Lの最高経営責任者の言葉を引用しています。玉城絵美氏は同紙に、「痛みを感じることで、存在感や没入感を高め、メタバースの世界を現実の[世界]に変えることができます」と語りました。

