健康的な食事と運動ががんの予防と管理において重要であることは十分に立証されているものの、その正確な仕組みは明らかになっていませんでした。このたび、イェール大学がんセンターの研究者らは、染色体の末端にある小さな保護構造であるテロメアに、その説明を見いだしました。この研究成果は 2015年のサンアントニオ乳がんシンポジウムにおいて、12月11日に発表される予定です。
研究者らは、以前に発表されたイェール大学の減量介入研究「LEAN」を用いて、減量を目的とした試験に参加した乳がん生存者において、生活習慣の改善による体脂肪および体重の減少がテロメア長とどのように関連しているかを検討しました。テロメアは細胞分裂に伴って短くなり、加齢や乳がんによる死亡リスクの上昇と関連しています。
乳がん生存者におけるテロメア長と減量との関連を検討した数少ない研究の一つであるイェール大学の本研究では、食事療法と運動によって体重を減らした乳がん生存者において、テロメアの短縮がより緩やかであることが明らかになりました。一部のケースではテロメアの短縮が逆転することさえあったと、本研究の筆頭著者であり腫瘍内科の助教授であるタラ・サンフト博士は述べています。
「本研究の結果は、体脂肪量が多いほどテロメア長が短く、体重減少はテロメア長の増加と関連していたことを示しています」とサンフト博士は述べました。「これは、テロメア長が肥満と乳がんのリスクおよび死亡率との関係を媒介する仕組みである可能性を示唆しています」
本研究の上級著者であり、イェール大学がんセンターの疫学教授兼人口科学担当副所長であるメリンダ・アーウィン教授は、健康的な体重の維持や運動といった健康的な生活習慣要因と乳がん生存率の向上を結びつける研究の蓄積は説得力があると述べました。
「減量と運動が乳がん死亡率に関連する潜在的なメカニズムを改善するという一貫した知見があることを踏まえると、乳がん治療の提供方法を転換するとともに、生活習慣に関する行動カウンセリングやプログラムへのアクセスを拡大し、その償還を拡充すべきだと考えています」とアーウィン教授は述べました。
本研究は、米国がん研究所(AICR)および乳がん研究財団(BCRF)の助成を受けています。
掲載は、世界経済フォーラムによる見解への支持を意味するものではありません。
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執筆者:ヴィッキー・アグニュー氏は、イェール大学がんセンターの上級広報担当官です。
画像:フランス・マルセイユのアンブロワーズ・パレ病院で、がん予防の健康診断を受けた後に乳房X線写真を確認する放射線科医。REUTERS/Jean-Paul Pelissier.

