バークレイズは木曜日、年次報告書「Equity Gilt Study」を発表した。200ページに及ぶ大部の報告書で、世界のマクロ経済や金融市場を動かす主要因について、同行の見解を詳述している。
バークレイズは毎年、翌年の世界的な議論の方向性を左右すると見込む重要テーマを一つ選んでいる。
2016年の焦点は「経済がディスインフレ圧力に苦しんでいた状況」だったが、今年は情勢が大きく変わり、報告書を支配するテーマは一つ、ポピュリズムだ。
英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた歴史的な決定から、オーストリアで極右の大統領が誕生しかけたこと、そしてもちろん、ドナルド・トランプ氏の衝撃的な米大統領選勝利に至るまで、2016年はポピュリスト的かつナショナリズム的な政治に彩られた。
自由世界のリーダーとしてトランプ氏が初の政策を打ち出し、数週間以内にブレグジット交渉が始まる見通しで、フランスのマリーヌ・ルペン氏やオランダのヘルト・ウィルダース氏のようなポピュリスト系極右政治家が今後の選挙で大きな得票率を獲得すると予想されるなか、ポピュリズムは2017年も重要なテーマであり続ける。
世界的なポピュリズムの高まりは、主に、ここ数十年にわたり西側の政治情勢を支配してきた中道派の既成勢力に対する有権者の不満によって煽られてきた。バークレイズが10月に記したように、今では「文化的・経済的な分断が深まるなかで、『一般市民』は、政治や制度の『エリート』が自分たちの意向を正確に代表していないと感じている。」
「怒りの政治」と呼ばれるこの現象には、さまざまな要因がある。この言葉は20世紀の米国のポピュリスト、ジョージ・ウォレスに由来するとみられるが、ここ数カ月でバークレイズが広めた。バークレイズは「Equity Gilt Study」に、主な要因をまとめた便利なフローチャートも掲載した。
報告書は「決定的な証拠はないものの、有権者の怒りとさまざまな形のグローバル化との間には、明確なつながりがあるようだ」と述べている。「グローバル化を経済、政治、文化の三つの要素に分けた。」
以下の図をご覧ください。

