ウォルマートは自律型ロボット蜂の特許を出願したばかりだ。そう、あのウォルマートだ。別の、もっと奇妙な次元に迷い込んだわけではない。巨大企業の特許が対象としているのは、具体的には「受粉ドローン」だ。この小型ロボットは蜂のように、自律的に作物の受粉を行う。
ロボット蜂は、センサーやカメラを使って作物までの経路を把握する。自律飛行するこれらのドローンは、本物の蜂と同じくらい効果的に受粉できる可能性がある。
意外なことに、ウォルマートが最近出願した農業関連特許はこれだけではない。CB Insightsによると、CB Insightsこれは、作物の被害の監視から農薬の散布まで、さまざまな作業を行う農業用ドローンに関するウォルマートの特許6件のうちの1件にすぎない。自律型ロボットを農業に導入すれば、コストを削減し、農業の効率を高められる可能性がある。
この動きで何より謎なのは、なぜウォルマートなのかということだ。
小売大手は、これらの特許についてまだ公にコメントしていない。そのため、ウォルマートが農業用ドローンに急に関心を示した理由は、推測するしかない。ただ、ウォルマートの多くの店舗では生鮮食品を扱っているため、販売する食品をより強く管理しようとしている可能性はある。農業で大きな役割を担うことで、品質を高め、コストを削減できるのかもしれない。
これは筋の通った説明に思える。とりわけウォルマートが、食料品の配送サービスを拡大することを決めたことを考えれば、なおさらだ。同社が1月に出願した特許によると、このサービスでは買い物客が生鮮食品を受け取るかどうかを選べる。こうしたサービスはウォルマートに大きな収益をもたらす可能性がある一方で、生鮮食品の品質を高める必要も生じる。そこで、ロボット蜂というわけかもしれない。
一方、ミツバチの個体数は減少しており、受粉を当たり前のものと考えることは、もはやできない。ミツバチは農業と、私たちが食べる食料を支える基盤だ。科学者たちが花粉媒介者の減少をより深く理解し、解決策を見つけようと取り組むなか、ウォルマートの農業用ドローンが農業と新鮮な農産物を支え続ける可能性がある。



