視覚障害者や全盲の歩行者がより多くの公共交通機関を利用できるよう支援するアプリが、5月にワシントンの地下鉄駅で公開された。
Waymapは詳細な地図データをスマートフォンに読み込み、モーションセンサーを使って正確な道順を案内する。
アプリは段階的に導入され、9月までに鉄道駅30カ所とバス停約1,000カ所の地図を作成することを目指す。
視覚障害者や全盲の歩行者が公共交通機関を利用できるよう支援するアプリが、5月にワシントンの地下鉄駅で公開された。
Waymapは、移動中の各地点で最大3フィート(0.9メートル)の精度を実現すると同社が説明する、順を追った音声案内により、全盲や視覚障害のある人の移動の選択肢を広げることを目指している。
Waymap:視覚障害者のための道案内
このアプリはGPSを使わず、屋内外を問わず携帯電話の電波強度に左右されずに動作する。詳細な地図データをスマートフォンに読み込み、端末のモーションセンサーを使って正確な道順を案内する。
視覚障害者の支援団体、ワシントンの交通機関メトロ、スタートアップ向けアクセラレータープログラムを通じて支援したベライゾン・コミュニケーションズ、そしてアプリの創業者は、5月にワシントンで開かれた記者会見でサービス開始をアピールした。
「移動の自由はぜいたくではありません」と、Waymapの創業者兼CEOであるトム・ペイ氏は語った。全盲の同氏は、他のアプリでは精度が十分でないと主張する。「実際、それは人権です」
視覚障害のある旅行者は、移動の際に記憶を頼りにし、自信も持てないため、自宅からの経路を少数に限ることが多いとペイ氏は述べた。
「2.5通りだった経路を25通り、250通りに増やせます」とペイ氏は語った。「これにより、より多くの人が自立し、家族や友人に頼らず、ほかの人と同じように公共交通機関を利用できるようになります」
Waymapは段階的に導入され、9月までにメトロの鉄道駅最大30カ所とバス停約1,000カ所でアプリを利用可能にし、2023年初めまでにメトロ全体に広げることを目指す。
「あらゆる立場のすべての人がメトロを利用できるようにすることは、私たちの使命の一環です」と、メトロの最高財務責任者(CFO)デニス・アノシケ氏は述べた。
ペイ氏は、ワシントンの視覚障害のない人々もいずれWaymapを使い、道順の精度を高め、地図を改善してくれることを期待している。「あなたの歩数が、実際に視覚障害者への貢献になります」とペイ氏は語った。


