今週知っておきたいメタバースに関する4つのこと

Woman wearing a VR headset - metaverse
More companies are creating the position of chief metaverse officer.Image: rawpixel.com
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  • 恒例のまとめとして、メタバースの発展に関する最新ニュースや動向をお届けします。

  • 以下では、この新興技術が、働き方や買い物、余暇の過ごし方をどのように変える可能性があるかについて、洞察や見解をご紹介します。

1. メタバース担当最高責任者を置く企業が増加

ブルームバーグによると、メタバース担当最高責任者を採用する企業が増えています。消費財大手のプロクター・アンド・ギャンブル、スペインの通信会社テレフォニカ、高級品メーカーのLVMHなど、業種もさまざまです。

ブルームバーグは、「メタバース担当最高責任者が最初に登場したのはビデオゲームメーカーで、デジタル世界への没入が製品の中核をなしていた」と伝えています。しかし、Web3の実験を始める企業が増えるにつれ、この役職は広がりつつあると同紙は指摘します。

また、企業には、変革をもたらす可能性のある新技術の導入で後れを取るリスクを避けたいという思いもあります。

キャシー・ハックル氏によると、メタバース担当最高責任者は、営業やマーケティングと同じくらい流暢に、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)について語れる必要があります。キャシー・ハックル氏は、世界初のメタバース担当最高責任者と呼ばれています。同氏は、仮想世界への進出を目指す企業を支援するJourneyに勤務しています。

メタバース担当最高責任者に懐疑的ですか?ここ数十年、技術の変化とともに、今では一般的なCスイートの役職がいくつも生まれたことを考えてみてください。1980年代には、IT環境を統括する最高情報責任者が登場し、その後、新たな技術を評価する最高技術責任者が現れました。さらに近年では、業務慣行の近代化を目指す最高デジタル責任者が登場しています。

2. メタバースに特化した投資ファンドが登場

3つのメタバースに特化した投資ファンドが、今月9月6~7日に相次いで登場したと、フィナンシャル・タイムズは伝えています。

上場投資信託(ETF)の一つは、英国最大の資産運用会社、リーガル&ジェネラル・インベストメント・マネジメントが立ち上げました。ほかのファンドは、米国の投資運用会社フランクリン・テンプルトンと、ロンドンを拠点とするフィデリティ・インターナショナルが提供しています。

ETFは、さまざまな株式、債券、コモディティをひとまとめにする商品です。特定の市場セグメントに焦点を当てることが多く、企業の株式と同様に証券取引所で売買できます。

リーガル&ジェネラルのファンドは、「インターネットの次なるフロンティアであるメタバースの実現に必要な技術の開発に積極的に携わる企業への、的を絞った流動性の高いエクスポージャーを提供することを目指す」としています。

同社で欧州・中東・アフリカ地域のETF責任者を務めるアーナンド・ベンカトラマナン氏は、フィナンシャル・タイムズに次のように語りました。「テーマ型の投資戦略は、私たちの暮らし方や働き方における構造的かつ根本的な変化を捉える力があることから、近年、投資家の強い関心を集めています。」

3. フィットネスアプリはメタバースを広げるか?

メタのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏によると、メタバースはコンピューターや携帯電話と同じように普及します。まずテクノロジーに最も関心のある人々が参加し、やがてほかの人々も続きます。

これはテクノロジー普及曲線と呼ばれ、新技術が広く利用されるまでの大まかな5段階を示すもので、下図のとおりです。

テクノロジー普及曲線。Image: ウィキメディア・コモンズ。

ザッカーバーグ氏は、フィットネスアプリによってメタバースに足を踏み入れる人が増えると考えており、最近、ジョー・ローガン・エクスペリエンスのポッドキャストで、アプリによってペロトンが提供するような遠隔運動体験が、より没入感のあるものになると語りました。

CNBCが指摘するように、同氏は以前にも同様の発言をしています。「昨年、フランスのテクノロジー会議VivaTechで、ザッカーバーグ氏はVRとARによる運動が『次の大きなコンピューティング・プラットフォーム』の最前線になる可能性があると述べました。」

フォーブスによると、メタバースでは、フィットネスが「ビデオゲーム、旅行、スポーツエンターテインメントとますます競い合えるようになっている」とのことです。また、フォーチュン・ビジネス・インサイツは、VRゲームの成長の多くが「エクサテインメント」によってもたらされると予測していると報じています。エクサテインメントとは、映像、ウェアラブル機器、バーチャルインストラクターなど、運動とエンターテインメントを融合させた活動です。

4. 「メタバース」という言葉を生み出したSF作家が、今度はメタバースの構築に携わる

「メタバース」という言葉は、1992年に発表されたSF小説『スノウ・クラッシュ』に由来します。著者は米国の作家ニール・スティーヴンスンです。

彼はメタバースを、人々がディストピア的な現実世界から逃れるために訪れるデジタル領域として描きました。小説からそのまま抜け出してきたような展開ですが、今度はスティーヴンスン自身がメタバースの構築に携わっています。

この作家は、ビットコイン財団のエグゼクティブ・ディレクター、ピーター・ヴェッセネス氏とともに、Lamina1という会社を共同創業しました。「私は、これをオープンなメタバースの基盤レイヤーだと考えています」と同氏は語ります。「アーティストやほかの価値創造者が作品に対して適正な報酬を得られるよう支援し、環境にも貢献する(Lamina1はカーボンネガティブであることを証明できます)。そして、真にオープンなメタバースの構築を実現することで、独占企業にメタバースの構想を乗っ取らせないようにするのです。」

Lamina1はホワイトペーパーを公開しました。その中で、分散型メタバースについてのビジョンをさらに詳しく説明し、「次世代コンテンツの制作と収益化の方法を変える」としています。

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